「除籍謄本」って?葬儀に必要な理由と取得方法
葬儀を教えて、
先生、葬儀に除籍謄本が必要だって聞いたんですけど、除籍謄本って何ですか?
葬儀スタッフ
良い質問ですね。人が亡くなると、戸籍に死亡の記録が残り、その人の名前は戸籍から消されます。除籍謄本はその死亡の記録と、故人が確かにその戸籍に記載されていたことを証明する書類です。
葬儀を教えて、
なるほど。じゃあ、なんで葬儀に除籍謄本が必要なんですか?
葬儀スタッフ
お葬式や納骨は、亡くなった方が確かにその人であることを証明する必要があります。除籍謄本はその証明の一つとして使われることが多いんです。
除籍謄本とは。
「除籍謄本」とは、死亡などにより戸籍から名前が削除されたことを証明する書類で、葬儀の際に必要となることがあります。
葬儀に必須!「除籍謄本」とは
人が亡くなると、死亡届の提出に加えて、お墓や納骨堂への埋葬、相続手続きなど、さまざまな手続きが必要になります。
こうした手続きに必要となる書類の一つに「除籍謄本」があります。
「除籍謄本」は、亡くなった方の出生から死亡までの記録が記載された書類で、戸籍謄本とよく似ていますが、発行のタイミングや記載内容が異なります。
この項目では、「除籍謄本」の概要や、葬儀で必要となる理由について詳しく解説していきます。
「除籍謄本」が必要な理由
葬儀の準備は何かと慌ただしく、故人のためとはいえ、慣れない手続きに戸惑うことも多いでしょう。中でも、「除籍謄本」は、耳慣れない言葉で、何のために必要なのか疑問に感じる方もいるかもしれません。
除籍謄本とは、亡くなった方の出生から死亡までの戸籍の記録をまとめた書類のことです。戸籍は、人が生まれてから死亡するまで、婚姻や転籍などの重要なライフイベントとともに記録されていきます。そして、死亡によってその人の戸籍は閉鎖され、「除籍」となります。除籍謄本は、その除籍された戸籍の内容がすべて記載された重要な書類なのです。
「除籍謄本」と「戸籍謄本」の違い
「除籍謄本」とよく似た名前の書類に「戸籍謄本」があります。どちらも戸籍に関する情報が記載されていますが、「戸籍謄本」は現在有効な戸籍の記録、「除籍謄本」は過去に存在した戸籍の記録である点が異なります。
「戸籍謄本」は、現在の住所や家族構成などを確認するために使用します。一方、「除籍謄本」は、すでに亡くなった方を含む、過去の戸籍の変遷を追うために使用します。そのため、亡くなった方の出生から死亡までの記録を確認する必要がある葬儀の際に必要となるのです。
「除籍謄本」の取得方法
除籍謄本は、亡くなった方の最後の本籍地を管轄する市区町村役場で取得できます。
申請方法は、窓口での申請と郵送での申請の二つがあります。
窓口で申請する場合、本人確認書類と申請書が必要となります。
申請書は、市区町村役場の窓口で入手できます。
郵送で申請する場合は、申請書、本人確認書類の写し、返信用封筒(切手を貼付)、手数料分の定額小為替証書を、亡くなった方の最後の本籍地を管轄する市区町村役場に郵送します。
必要な書類や申請方法の詳細は、各市区町村役場のホームページで確認するか、電話で問い合わせてみましょう。
「除籍謄本」取得の注意点
「除籍謄本」は、故人の身分関係を証明するために必要な書類であるため、記載内容に誤りがないか、本籍地や発行する役所など、事前にしっかりと確認しておくことが重要です。誤りがあった場合は、再度取り寄せが必要になる場合があり、葬儀の日程に影響が出る可能性もあります。余裕を持って準備しておきましょう。