お墓の顔「竿石」徹底解説!種類や費用相場まで

お墓に関すること

お墓の顔「竿石」徹底解説!種類や費用相場まで

葬儀を教えて、

先生、「竿石」ってなんですか?お墓参りに行くと、よく見かけるんですけど…

葬儀スタッフ

よくぞ聞いてくれました!「竿石」は、お墓の一番上にあって、「〇〇家」って彫ってある部分のことだよ。お墓の形によって大きさは違うけど、日本のお墓で一番よく見る縦長の形だと、大体辞書くらいの大きさかな。

葬儀を教えて、

ああ、あの部分ですね!あの下に台みたいなのがいくつか重なってますけど、あれは何ですか?

葬儀スタッフ

よく観察していますね! あれは「台石」といって、竿石を支えるためのものなんだ。上から「上台」「中台」「芝台」って呼ばれているんだよ。竿石と台石を合わせて「墓石」と呼ぶんだよ。

竿石 とは。

お墓の一番上にあって、「〇〇家」のように家名が彫られている部分を「竿石」といいます。縦長の和型の墓石の場合、竿石の大きさは7~8寸くらいが一般的です。竿石の下には、上台、中台、芝台とよばれる台座が設置されていることが多いです。竿石のデザインは、香箱型や額縁型などさまざまです。横長の洋型のお墓でも、一番上の部分は同様に「竿石」と呼びます。

竿石とは?~お墓の基礎知識~

竿石とは?~お墓の基礎知識~

お墓の一番上に立っている、縦長の石を「竿石」と呼びます。墓石の中でも特に目立つ部分であることから、「お墓の顔」と例えられることも。
竿石には、家名や故人の戒名、没年月日などが刻まれます。宗派によっては、家紋や梵字が彫刻されることもあります。

お墓は、大きく分けて「和型墓石」「デザイン墓石」「洋型墓石」の3つのタイプに分類されます。竿石は、この中でも和型墓石と洋型墓石に見られるパーツです。

この竿石、実は地域によって様々な呼び方があることをご存知ですか?
例えば、関東地方では「棹石」、関西地方では「香炉石」と呼ばれるなど、地域によって呼び方が異なります。

竿石の種類と特徴

竿石の種類と特徴

お墓の印象を大きく左右する竿石ですが、実は形や素材もさまざまです。ここでは、代表的な竿石の種類と、それぞれの特徴について解説します。

-1. 和型-
日本で最も多く見られる、伝統的な形の竿石です。上にいくほど細くなる、ゆるやかな曲線を描いているのが特徴です。地域や宗派によって、細かいデザインは異なります。

-2. 洋型-
近年人気が高まっている、西洋風のデザインの竿石です。和型に比べて背が低く、横長のものが一般的です。シンプルながらも洗練された印象を与えます。

-3. デザイン墓石-
故人の趣味や個性を表現できる、自由なデザインの竿石です。音楽が好きだった方は音符の形、読書家だった方は本の形など、選択肢は無限大です。

竿石は、墓石の中でも特に目立つ部分です。お墓のデザインや予算、そして故人のイメージなどを考慮しながら、最適な竿石を選びましょう。

竿石の価格相場

竿石の価格相場

竿石は、石の種類や加工の仕方、大きさによって価格が大きく異なります。一般的な国産墓石でよく使われる石種で比較すると、最も価格が安いのは「安山岩」で、竿石のみの費用相場は約15万円〜です。
一方、高級感のある「御影石」になると、約30万円〜と安山岩の約2倍の価格になります。
さらに、希少価値の高い「庵治石」になると、約80万円〜と、安山岩の約5倍以上になることもあります。

その他にも、竿石の形状や彫刻内容、文字彫りの費用なども価格に影響します。竿石の価格を抑えたい場合は、シンプルな形状で安価な石種を選ぶと良いでしょう。

竿石に刻むもの

竿石に刻むもの

竿石は、墓石の中でも特に目立つ部分であるため、故人への想いを込めて、様々なものを刻みます。

最も一般的なのは、家名や建立者名を刻むものですが、最近では、故人の好きな言葉や詩、聖書の言葉などを刻むケースも増えています。

また、家紋やシンボルマーク、故人の趣味や職業を表す絵柄を彫刻することで、個性を表現することも可能です。

さらに、建立年月日や俗名、没年月日、行年などを刻むことで、故人の足跡を後世に伝えることができます。

竿石に何を刻むかは、故人や遺族の想いに寄り添いながら、石材店と相談して決めましょう。

竿石の選び方

竿石の選び方

お墓の印象を大きく左右する竿石ですが、実は決まった形や素材、彫刻などはありません。そのため、故人やご遺族の想いを自由に表現できるという魅力があります。

竿石選びの際には、まず墓地の規定を確認しましょう。墓地の広さや高さ制限、使用可能な石材などが定められている場合があります。

次に、予算を決めましょう。竿石の価格は石種や加工の難易度、大きさによって大きく異なります。

そして、石材店と相談しながら、故人の人柄や好きだったもの、家族の願いなどを反映したデザインを考えていきましょう。

近年は、洋型のシンプルなデザインや、故人の趣味を刻んだ個性的なデザインも人気です。じっくりと時間をかけて、納得のいく竿石を選びたいですね。

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