祥月命日とは?意味や迎え方、香典のマナーを紹介
葬儀を教えて、
先生、「上机」って仏壇のどこにあるんですか?あと、何のためにあるんですか?
葬儀スタッフ
いい質問ですね。「上机」は仏壇の上部に置く台のことです。仏壇に直接置くのではなく、一段高くすることで、より丁寧に仏様をお祀りするという意味があります。
葬儀を教えて、
なるほど。じゃあ、上机には何のために置くんですか?
葬儀スタッフ
上机には、香炉や花立て、燭台、茶湯器など、お供え物を置くために使われます。これらの物を置くことで、仏様を供養するという意味が込められています。
上机とは。
葬儀の際に使われる「上机(じょうづくえ)」とは、仏壇の上に置く台のことです。香炉や花立て、燭台、茶湯器などを置きます。
祥月命日の意味と由来
祥月命日とは、故人が亡くなった月の同じ日を指し、毎年訪れる故人を偲ぶ大切な日です。
「祥月」は、仏教用語で「めでたい月」を意味し、命日は「亡くなった日」を指します。つまり、祥月命日は、故人が亡くなった日を悲しむのではなく、故人を偲び、生前の感謝の気持ちを持って迎える日として捉えられています。
由来は明確ではありませんが、日本では古くから、故人の命日に法要を行う風習がありました。時代と共に、祥月命日にも故人を偲ぶ習慣が広まり、現在のように大切な日として定着していったと考えられています。
祥月命日と命日の違い
「祥月命日」と「命日」、どちらも故人を偲ぶ大切な日ですが、それぞれ異なる意味を持っています。 「命日」は、故人が亡くなった日のことを指します。一方、「祥月命日」は、故人が亡くなった月の同じ日のことを指します。例えば、3月5日に亡くなった方の場合は、毎年3月5日が「命日」となり、それ以外の年の3月5日は「祥月命日」となります。
祥月命日の迎え方
祥月命日は、故人を偲び、冥福を祈る大切な日です。特別な決まりはありませんが、一般的にはお墓参りをして故人を偲びます。お墓の掃除をして、お供え物やお線香を供え、手を合わせて故人に語りかけましょう。
遠方にお墓があり、お墓参りに行けない場合は、自宅の仏壇をきれいに掃除し、お供え物をしましょう。そして、静かに故人を偲びましょう。
また、祥月命日に合わせて、法要を行う場合もあります。法要は、僧侶に読経してもらい、故人の冥福を祈る儀式です。法要を行う場合は、事前に寺院に連絡し、日時や内容を相談しておきましょう。
祥月命日は、故人を偲び、生前の感謝の気持ちを伝える日です。形式にとらわれず、故人を想い、心を込めて過ごしましょう。
祥月命日の香典:金額の相場やマナー
祥月命日に故人を偲び、お供え物や香典を持参する方もいるかもしれません。しかし、祥月命日に香典を持参する行為は、必ずしも一般的なものではありません。地域や親族間の慣習によっては、四十九日や一周忌など、特定の法要時以外は香典を辞退される場合もあります。
もし、香典を持参する場合は、事前に遺族の方へ意向を確認しておくことが重要です。その上で持参する場合は、一般的な香典の相場よりも少なめにする、品物や御仏前としてお渡しするなど、遺族への配慮を忘れないようにしましょう。
まとめ:故人を偲び、感謝を伝える日に
祥月命日は、故人が亡くなった日を偲び、感謝の気持ちとともに冥福を祈る大切な日です。
故人を偲ぶ形は人それぞれですが、命日が故人と向き合い、思い出を語り継ぐ機会になればよいでしょう。
感謝の気持ちを忘れずに、故人の冥福を祈りたいものです。