葬儀の案内役「立板看板」とは?
葬儀を教えて、
先生、「立礼」って葬儀の際に耳にするのですが、どういう意味ですか?
葬儀スタッフ
良い質問ですね。「立礼」は、その字の通り立ったまま礼をすることを指します。葬儀の場面では、主に受付で参列者が行いますね。
葬儀を教えて、
受付で行うということは、ご遺族の方ではなく受付の方に礼をするということですか?
葬儀スタッフ
そうです。受付で会葬帳に記帳したり、香典を渡したりする際に、ご遺族の方々は奥にいらっしゃることが多いので、受付の方に一礼するのが一般的です。
立礼とは。
「立礼」とは、葬儀の際に立ったまま行うお辞儀のことです。主に、通夜や葬儀の際に受付で参列者が行います。
立板看板とは何か?
「立板看板」とは、葬儀において参列者の案内を行う係の方を指します。受付や誘導、香典の管理など、葬儀が滞りなく進行するよう、様々な業務をこなします。式典の成功を陰ながら支える、重要な役割と言えるでしょう。
立板看板の役割と重要性
葬儀に参列すると、会場入り口付近でよく見かけるのが「立板看板」です。これは、故人のお名前や喪主名、式の日時、会場などを記した案内板のこと。一見簡素なこの看板ですが、実は重要な役割を担っています。
まず、参列者に対して、葬儀が執り行われる場所や時間などの情報を明確に伝える役割があります。特に、初めて訪れる斎場や、故人との関係性が薄い参列者にとっては、迷わずに式に参列できるよう導く重要な案内板と言えるでしょう。
また、故人の名前を大きく表示することで、参列者に改めて故人を偲ばせる役割も果たします。さらに、社名や団体名を入れた看板を設置することで、故人が生前に所属していた組織や関係者からの弔意を表す意味合いも持ちます。
このように、立板看板は単なる案内板ではなく、円滑な葬儀の進行を支え、故人を偲ぶ気持ちを共有するための重要な役割を担っていると言えるでしょう。
立板看板に記載される情報
立板看板は、葬儀において参列者を適切な場所へ誘導するために設置される案内板です。板状の看板に故人や葬儀に関する情報を記し、誰の葬儀で、いつ、どこで行われるのかを一目で理解できるようにします。
具体的には、故人の氏名(戒名)、葬儀の日時、式場名、喪主名などが記載されます。加えて、宗派や家族葬などの形式、香典返しの有無といった情報が記されることもあります。これらの情報は、参列者が迷うことなくスムーズに葬儀に参列できるよう、分かりやすく整理して記載することが重要です。
立板看板の設置場所
立板看板は、葬儀場への参列者を適切な場所に誘導するために、設置場所が非常に重要になります。一般的には、式場入口や駐車場、最寄りの駅など、人通りの多い場所に設置されることが多いです。特に、式場が分かりにくい場所にある場合は、駅からの道順を示す複数の看板を設置することで、参列者の負担を軽減することができます。また、最近では、故人の名前や遺影、家紋などを印刷したデザイン性の高い立板看板も増えています。これらの看板は、単なる案内板としての役割だけでなく、故人を偲ぶための象徴的な存在としても注目されています。
立板看板に関するマナー
立板看板は、故人様とのお別れの場において、参列者の皆様をスムーズにご案内する大切な役割を担っています。そのため、失礼のない立ち居振る舞いが求められます。
まず、服装は黒のスーツやワンピースなど、地味で格式高いものを着用しましょう。アクセサリーや髪飾りも控えめに、華美なものは避けましょう。
案内の際には、丁寧な言葉遣いを心がけ、落ち着いた声のトーンで話しかけるようにしましょう。また、常に参列者の皆様に気を配り、困っている方がいれば積極的に声をかけることも大切です。
立板看板は、葬儀全体の雰囲気を左右する重要な役割を担っています。故人様への弔意を込めて、心を込めて丁寧な対応を心がけましょう。