お墓の段差「踏み面」って?
葬儀を教えて、
先生、お墓の階段で『踏み面』という言葉が出てきたのですが、どういう意味ですか?
葬儀スタッフ
良い質問ですね。『踏み面』は階段の段差で、足を乗せる部分を指します。お墓の入り口にある階段にも使われますね。
葬儀を教えて、
なるほど。階段の平らなところですね。でも、お墓の階段って、広さや段数が違うのはなぜですか?
葬儀スタッフ
それはお墓の規模や、建てられた場所の広さによるんですよ。広い場所ならゆったりとした階段にできるし、狭い場所だと段数を増やして高くするしかない、というわけです。
踏み面とは。
お墓の用語で「踏み面」とは、階段の段差で足を置く部分のことを指します。お墓の入り口などに1段から3段程度の階段が設けられていることがありますが、この段差の一つ一つが踏み面です。
踏み面を広くすると上り下りしやすくなりますが、その分スペースが必要になります。そのため、階段を設置する場合は奥行きのある墓地で施工されることが多く、段数や高さはお墓の規模や立地条件によって異なります。
石材は研磨されていると、雨天時などは滑りやすくなってしまいます。そこで、踏み面には小叩きやビシャンといった滑り止め加工を施し、安全性を確保しています。
また、滑り止め加工で模様を施すことで、石材の研磨面と加工面に色の違いが生まれ、美しいコントラストを楽しむことができます。ちなみに、階段の垂直部分は「蹴上げ」といいます。
なお、墓地が2㎡以上の広い区画の場合、しっかりとした枠組みを設ける際に階段を設置すると見栄えが良くなるだけでなく、地面より一段高くすることで水はけも良くなるという利点があります。
お墓の「踏み面」とは?
お墓参りの際に、段差に設置された石を見かけたことはありませんか?この石段の一つ一つを「踏み面」と呼びます。お墓は、一般的に複数段の構造になっていることが多く、参拝者が安全かつスムーズに移動できるように、この踏み面が設置されています。また、土などが流出するのを防ぐ役割も担っています。お墓参りの際には、この踏み面を意識することで、より安全に、そして気持ちよくお参りすることができるでしょう。
踏み面の役割と重要性
お墓参りの際に目にする、あの上り下りの段差。気をつけて見てみると、一段一段の奥行きが広く、安定して足を乗せることができるよう設計されていることに気づかれるでしょうか?この段差部分を「踏み面」と呼びます。
踏み面の役割は、お墓参りする人が安全かつ快適にお墓にアクセスできるようにすることです。お年寄りや足の不自由な方でも無理なくお参りできるよう、十分な奥行きと滑りにくい加工が施されています。また、雨水などが溜まらないよう、水はけを考慮した設計になっていることも重要です。
一見すると小さな段差ですが、踏み面はお墓参りの安全と快適性を支える、重要な役割を担っているのです。
安全のための工夫:滑り止め加工
お墓参りでは、お墓の周囲を移動したり、段差を上り下りしたりすることがあります。特に、ご年配の方やお体の不自由な方にとっては、これらの動作が負担になり、転倒などの事故につながる可能性も考えられます。そこで重要になるのが、踏み面の滑り止め加工です。
お墓の踏み面に滑り止め加工を施すことで、靴底との摩擦が大きくなり、滑りにくくなります。これにより、安全性を高め、安心して参拝できる環境を整えることができます。滑り止め加工には、ノンスリップシートや特殊な塗料を使用する方法など、様々な種類があります。お墓の環境や状況に合わせて、適切な方法を選ぶようにしましょう。
踏み面のデザインと美観
お墓の段差に設けられる踏み面は、安全性はもちろんのこと、お墓全体の美観にも大きく影響します。 和型墓石では、蓮の花を模した「蓮華踏み面」や、亀の形をした「亀腹踏み面」など、伝統的なデザインが用いられることがあります。一方、洋型墓石では、シンプルながらも洗練されたデザインの踏み面が多く見られます。
近年では、石材の種類や加工技術の進歩により、より自由度の高いデザインの踏み面も登場しています。例えば、故人の好きだった花や風景を彫刻したり、石の色を変えて模様を描いたりすることで、個性を表現することも可能です。
踏み面のデザインは、お墓全体の雰囲気を大きく左右する要素の一つです。石材店とよく相談し、墓石のデザインと調和の取れた、美しい踏み面を選びましょう。
「踏み面」と「蹴上げ」
お墓の参道などに見られる段差。この段差のひとつひとつを構成する要素として、「踏み面」と「蹴上げ」があります。「踏み面」とは、足の裏で踏みしめる水平の部分を指します。一方、「蹴上げ」は、段差の垂直の部分のこと。お墓の設計においては、この「踏み面」と「蹴上げ」の寸法が、安全性や快適さを大きく左右します。