葬儀での二礼二拍手一礼はNG?正しいお参りの作法

葬儀に関すること

葬儀での二礼二拍手一礼はNG?正しいお参りの作法

葬儀を教えて、

先生、「二礼二拍手一礼」って、お葬式でもするって聞いたんですけど、神社でするのと何か違うんですか?

葬儀スタッフ

いい質問だね!確かにどちらも「二礼二拍手一礼」という言葉は使いますが、実は少しだけ違うんだ。お葬式の場合は「二拝二拍手一拝」と書くのが正式なんだよ。

葬儀を教えて、

えー!漢字が違うだけですか?

葬儀スタッフ

そうなんだ。神社では「拍手」は神様への呼びかけの意味があるけど、お葬式では音を立てずに静かに「拍手」をするんだ。違いが分かるかな?

二礼二拍手一礼とは。

「二礼二拍手一礼」は、神社で神様に祈りを捧げる際によく見られる参拝作法です。まず、手水舎で手と口を清め、拝殿に進み鈴を鳴らします。深く2回頭を下げ(二礼)、胸の前で両手を合わせて2回柏手を打ち(二拍手)、最後に深く1回頭を下げます(一礼)。これが一連の流れです。多くの神社でこの「二礼二拍手一礼」の作法が一般的ですが、神社によっては異なる参拝方法を推奨している場合もあります。参拝する際には、案内表示をよく確認し、それぞれの神社の作法に従って参拝しましょう。

葬儀と神社の違い:なぜ二礼二拍手一礼がNGなのか

葬儀と神社の違い:なぜ二礼二拍手一礼がNGなのか

葬儀の席で、うっかり神社と同じように「二礼二拍手一礼」をしてしまう…これはよくある勘違いです。しかし、葬儀と神社では、参拝の作法が異なります。なぜ葬儀で二礼二拍手一礼がNGなのか、その理由を理解しておきましょう。

神社でお参りする際に行う二礼二拍手一礼は、神様との間に「間」をつくることで、より強く祈りを届けるという意味が込められています。一方、葬儀は神様ではなく、亡くなった方とのお別れの時。二拍手によって「喜び」を表現することは避け、故人を偲び、冥福を祈る静かな作法が求められます。

葬儀における正しいお参りの作法:宗派による違いを理解しよう

葬儀における正しいお参りの作法:宗派による違いを理解しよう

葬儀の際のお参りの作法は、仏式と神式、そして宗派によって異なり、普段神社でお参りするときのように二礼二拍手一礼を行うと、誤った作法となる場合があります。

仏式の場合、宗派によって違いはあるものの、一般的には焼香を行い、合掌するのが一般的です。例えば、浄土真宗では拍手を打たずに合掌のみを行います。一方、神式の場合は、二礼二拍手一礼が基本となります。

そのため、葬儀に参列する際は、事前に故人の信仰していた宗教や宗派を確認しておくことが重要です。もし、分からない場合は、周りの人に合わせるか、葬儀社のスタッフに尋ねるようにしましょう。

正しいお参りの作法を理解し、故人を偲び、遺族の方々の気持ちに寄り添うことが大切です。

焼香の仕方:宗派ごとの作法と注意点

焼香の仕方:宗派ごとの作法と注意点

焼香は、故人への弔意を示し、冥福を祈る大切な儀式です。線香の香りは邪気を払い、故人の魂を天国へ導くとされています。しかし、焼香の作法は宗派によって異なり、誤った方法で行うと失礼にあたる場合もあります。ここでは、主な宗派における焼香の作法の違いと、共通の注意点をご紹介します。

– 仏教

-# ① 浄土真宗

* 焼香は立って行います。
* 数珠は左手に持ち、右手で香をつまみます
* 額の高さまで持ち上げてから香炉に落とします。
* これを2回繰り返します。

浄土真宗では、焼香は「お香を聞く」という意味合いがあり、頭を下げずに行います。

-# ② 禅宗

* 焼香は座って行います。
* 数珠は左手に持ち、右手で香をつまんで額の高さまで持ち上げます。
* 額の前で一回、香炉の上で静かに焚きます。
* 回数は1〜3回です。

-# ③ 日蓮宗

* 焼香は立って行います。
* 数珠は左手に持ち、右手で香をつまんで額の高さまで持ち上げます。
* 額の前で一回、香炉の上で静かに焚きます。
* 回数は3回です。

– 共通の注意点

* 焼香の量は、用意されている香の量に合わせて、周囲の人に合わせましょう。
* 焼香後は軽く一礼します。
* 抹香の場合は、親指と人差し指、中指の3本でつまんで額の高さまで持ち上げ、パラパラと落とします。

宗派によって焼香の作法が異なることを理解し、葬儀前に遺族や葬儀社の方に確認しておくとよいでしょう

玉串奉奠の仕方:手順と意味を解説

玉串奉奠の仕方:手順と意味を解説

葬儀や告別式に参列する際、「玉串奉奠」を行う場面があります。これは、神道の儀式である「玉串を捧げる行為」からきており、故人への敬意と感謝の気持ちを込めて捧げます

一般的には、喪主や遺族に続いて、親族、友人、知人の順に行います。ここでは、玉串奉奠の基本的な手順と意味について解説します。

-1. 玉串を受け取る-
祭壇の手前に進み、神職または係の方から玉串を受け取ります。この時、右手で枝先の方を持ち、左手で根元を支えるようにしましょう。

-2. 玉串を胸の高さに-
受け取った玉串は、時計回りに90度回転させ、葉先を祭壇に向けて胸の高さに持ちます。

-3. 一歩前に出て、軽く頭を下げる-
祭壇に一歩近づき、故人に敬意を込めて軽く頭を下げます

-4. 右手を少し下にずらし、左手で葉先を支える-
右手は根元付近に添えたまま、左手で葉先を支えるように持ち替えます。

-5. 玉串を額の高さまで持ち上げ、お辞儀-
玉串を額の高さまで持ち上げ、深くお辞儀をします。

-6. 玉串を元の向きに戻し、祭壇に置く-
玉串を時計回りに回転させ、受け取った時と同じ向きに戻し葉先が祭壇の手前側になるようにして、静かに置きます。

-7. 二歩下がり、深くお辞儀-
二歩下がり、故人を見つめながら深くお辞儀をします。

-8. 席に戻る-
静かに自分の席に戻ります。

玉串奉奠は、宗教や地域、宗派によって作法が異なる場合があります。不安な場合は、事前に葬儀担当者や詳しい人に確認しておくとよいでしょう。

故人への感謝の気持ちを込めて、心を込めて玉串を捧げましょう

葬儀でのお参りは故人への思いを伝える大切な儀式

葬儀でのお参りは故人への思いを伝える大切な儀式

葬儀に参列する際、故人への弔意を込めてお参りを行いますが、正しい作法を知らない方もいるのではないでしょうか。特に、神社では二礼二拍手一礼が一般的ですが、実は葬儀ではマナー違反となるため注意が必要です。

葬儀でのお参りは、神式と仏式でそれぞれ作法が異なります。神式では二拝二拍手一拝、仏式では焼香や合掌を行います。いずれの場合も、故人を偲び、感謝の気持ちを持って静かにお参りすることが大切です。

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