葬儀社の「施行」って? 知っておきたい葬儀用語
葬儀を教えて、
先生、「施行」って葬儀社の広告とかで見かけるけど、どういう意味ですか?
葬儀スタッフ
良い質問ですね。「施行」は、葬儀を請け負って、実際に執り行うことを指します。葬儀社側が使うことが多い言葉ですね。
葬儀を教えて、
なるほど。じゃあ、葬儀社が葬儀の施行をするってことですか?
葬儀スタッフ
その通りです。葬儀社は、遺族に代わって葬儀の段取りから、式の実施までを行います。それが「葬儀を施行する」ということになります。
施行とは。
「施行」とは、葬儀に関する用語で、葬儀を請け負って実際に執り行うことを指します。この言葉は、主に葬儀社側が使用する専門用語です。
葬儀における『施行』の意味とは
葬儀社のチラシやウェブサイトを見ると、「施行実績〇件」といった表現を目にすることがあります。「施行」とは、葬儀全般における業務を執り行うことを指します。
具体的には、葬儀の打ち合わせから、式場設営、お通夜や告別式、火葬、納骨までの段取り、進行を取り仕切ります。また、僧侶や火葬場とのやり取り、死亡届の提出代行なども含まれます。
つまり、「施行実績〇件」とは、その葬儀社がこれまで何件の葬儀をトータルでサポートしてきたかを表す指標と言えるでしょう。近年では、家族葬など葬儀の形式も多様化しています。そのため、施行実績が多い葬儀社は、様々なケースに対応してきた経験とノウハウがあると期待できます。
『施行』と『喪主』の違い
葬儀に関する様々な場面で耳にする「施行」という言葉。誰の役割のことなのか、「喪主」との違いがよくわからないという方もいるのではないでしょうか?
簡単に言うと、「施行」は葬儀を取り仕切る葬儀社のことを指します。葬儀社は、故人様を送り出すための儀式である葬儀を、遺族に代わって執り行う役割を担います。一方、「喪主」は、葬儀の責任者である遺族代表のことを指します。一般的には、故人様と最も親しかった人が喪主を務めます。
つまり、「施行」は葬儀を実際に行う側、「喪主」は葬儀を依頼し、最終的な決定権を持つ側ということになります。
葬儀は、これらの役割を担う人々によって、滞りなく執り行われていくのです。
葬儀社が『施行』するメリット
葬儀社に葬儀を依頼する際、「施行」という言葉が使われます。これは、葬儀社が葬儀の進行を取り仕切り、必要な物品やサービスを提供することを意味します。具体的な内容としては、式場設営、祭壇や棺の準備、僧侶への謝礼、火葬場の手配などが挙げられます。
葬儀社に施行を依頼する最大のメリットは、ご遺族の負担を大幅に軽減できる点にあります。葬儀は精神的に大きな負担がかかる上、慣れない手続きや準備に追われることになります。葬儀社に施行を依頼することで、ご遺族は故人との最後のお別れに集中することができます。
また、葬儀社は長年の経験と専門知識を活かし、ご遺族の希望に沿った葬儀を提案してくれます。予算や宗教、参列者数などに応じて最適なプランを提案してくれるため、安心して葬儀を執り行うことができます。
『施行』を依頼する際の注意点
葬儀社に葬儀の施行を依頼するということは、葬儀全体を任せるということです。そのため、事前に見積もりをしっかりと確認することが重要です。
見積もりには、葬儀の内容や規模によって金額が大きく変わる項目が含まれています。具体的には、祭壇の規模や種類、供花の量、通夜振る舞いを行うか、などが挙げられます。これらの項目について、自身の希望を明確に伝え、納得のいくまで担当者と相談しましょう。
また、追加料金が発生する可能性についても確認しておきましょう。例えば、参列者の人数が予想より増えた場合や、希望する宗教者への謝礼など、追加料金が発生する場合があります。見積もり時に、追加料金が発生する可能性がある項目と、その金額の目安を聞いておくことが大切です。
まとめ:葬儀の『施行』を理解して、安心して見送りを
葬儀社の担当者から「施行」という言葉が出てきたら、それは葬儀の実施を意味します。葬儀は、大切な方を亡くされたご遺族にとって、深い悲しみの中、故人との最後のお別れを惜しむ大切な儀式です。
葬儀社は、「施行」という業務を通して、ご遺族の希望に寄り添いながら、滞りなく葬儀が執り行われるよう、あらゆる面でサポートを提供しています。具体的な内容としては、式場の手配、祭壇の設営、僧侶や火葬場との調整、通夜や葬儀・告別式の運営など、多岐にわたります。
「施行」という言葉の意味を理解することで、葬儀社とのやり取りがスムーズになり、安心して葬儀に臨むことができます。これは、ご遺族が故人との最後の時間をより大切に過ごせることに繋がります。
葬儀に関する疑問や不安は、遠慮なく葬儀社に相談しましょう。経験豊富なスタッフが、真摯に対応いたします。