喪中はがきの基礎知識：意味とマナー

葬儀を教えて、

先生、「喪中はがき」って、いつ出すものなんですか？年賀状と関係があるって聞いたんですけど…

葬儀スタッフ

いい質問ですね。喪中はがきは、近親者が亡くなった場合に、年賀状の代わりに送る挨拶状のことです。年賀状は新年の喜びを分かち合うものなので、喪に服している間は控えるのが一般的なんです。

葬儀を教えて、

なるほど。じゃあ、いつ頃亡くなった場合に喪中はがきを出すんですか？

葬儀スタッフ

喪中はがきは、その年の11月頃に届くように出します。ですから、遅くとも10月くらいまでには作成を始める必要があるんですよ。

「喪中はがき」とは、葬儀後、喪に服しているため、年賀状による新年の挨拶を控えることを伝えるお知らせのことです。年賀状の代わりに、11月から12月にかけて、喪中であることを伝えるために「喪中はがき」を送りします。

喪中はがきとは、家族や近親者が亡くなった際に、喪に服していることを伝えるための挨拶状です。
年賀状など新年のご挨拶を控えることを伝えるために、11月初旬から12月初旬頃までに届くように送ります。
喪中であることを知らせることで、先方への配慮を欠かずに済むというメリットがあります。

喪中はがきは、年内に近親者が亡くなったことを伝えるとともに、喪に服しているため、年賀状での新年のご挨拶を控えさせていただきますという旨を伝えるための挨拶状です。

日本では古くから、死は穢れであり、それを周囲に広げないという考え方が根強くありました。そのため、慶事である新年のお祝いを避けるべきだと考えられてきました。

喪中はがきを送ることで、相手に不幸が及ぶことを防ぎ、失礼のないように新年を迎えてもらうための配慮を示すことができます。

喪中はがきは、服喪の期間であるため、新年を祝う挨拶を控えることを伝えるとともに、故人への感謝の気持ちと近況報告を兼ねた挨拶状です。では、いつ、誰に出せば良いのでしょうか？

喪中はがきを出す時期は、一般的に故人が亡くなった日から1年以内の年末年始です。具体的には、11月初旬から12月中旬までに届くように発送します。年賀状の準備を始める時期と重なるため、早めに準備しておくと良いでしょう。

喪中はがきを出す相手は、基本的に親戚や友人、仕事関係など、年賀状のやり取りをしている人です。ただし、11月中に不幸があった場合など、喪中はがきを出すべきか迷う場合は、年明けに「寒中見舞い」として、喪中の旨と新年の挨拶を兼ねて送ることもできます。

喪中はがきは、年賀欠礼の知らせと共に、ご不幸があったことを報告し、相手に配慮を求めるための挨拶状です。そのため、失礼な印象を与えないよう、文面や言葉遣いには十分注意を払う必要があります。ここでは、書き方のポイントとタブーを詳しく解説します。

まず、句読点ですが、喪中はがきでは「、」や「。」などの句読点を使用しません。これは、おめでたい新年を迎える際に使用される句読点を避けることで、悲しみを表す意味合いがあります。

次に、忌み言葉や重ね言葉についてです。忌み言葉とは、不幸を連想させる言葉のことで、「繰り返し」を連想させる重ね言葉も使用を避けます。例えば、「度々」「くれぐれも」「再び」といった言葉は使用を控えましょう。

さらに、故人の状況や喪中の範囲を具体的に書くことは避け、簡潔にまとめることが大切です。

これらのポイントとタブーを踏まえ、相手に失礼な印象を与えないよう、心を込めて喪中はがきを作成しましょう。

喪中はがきを受け取ったら、まずはご逝去されたことを悼み、ご遺族の方々へお悔やみの気持ちを伝えましょう。その気持ちを表す方法として、近年では寒中見舞いのはがきや手紙を送るのが一般的となっています。

かつては、喪中の方へ年賀状を控える代わりに、松の内（1月7日または15日）が過ぎた後に挨拶状として寒中見舞いを送る習わしがありました。しかし、近年では喪中はがきを受け取ったら、1月8日以降に寒中見舞いを送る方が増えています。

寒中見舞いには、時候の挨拶とともに、ご遺族を気遣う言葉と、今後のお付き合いの継続をお願いする言葉を添えましょう。相手との関係性に応じて、故人との思い出話などを加えてもよいでしょう。