納骨とは?基礎知識と流れ、費用相場まで解説
葬儀を教えて、
先生、「納骨」ってどういう意味ですか?
葬儀スタッフ
いい質問だね。「納骨」は、火葬した後の遺骨を骨壷に納めて、寺院や墓地、納骨堂などに納めることを指す言葉だよ。
葬儀を教えて、
じゃあ、お墓に遺骨を納めるってことですか?
葬儀スタッフ
そうだね。お墓以外にも、納骨堂という遺骨を納めるためだけの建物に納める場合もあるんだよ。
納骨とは。
「納骨」とは、葬儀に関連する用語の一つで、火葬後の遺骨を骨壷に納め、寺院や墓地、納骨堂などに安置することです。
納骨の意味と一般的な時期
納骨とは、故人の遺骨を骨壷に納めて、墓石の中に安置する儀式のことです。
一般的には、火葬後、四十九日法要を終えた後に行われます。
これは、仏教の教えで故人があの世に旅立つまで四十九日かかるとされており、その期間の満了を mourners が共に静かに故人を偲ぶ期間とすることに由来しています。
しかし、最近では、故人の希望や宗教、宗派、地域、墓地の都合などによって、納骨の時期は必ずしも四十九日に限定されなくなっています。
納骨の種類と方法
納骨には、大きく分けて「骨壺のまま埋葬する」方法と「骨壺から取り出して埋葬する」方法の二種類があります。
骨壺のまま埋葬する方法としては、墓石の下や横に設けられた納骨室に納める「埋葬墓」が一般的です。その他、納骨堂のロッカー式の棚に納める「納骨堂」や、寺院の境内などにある永代供養塔や樹木葬に納める「永代供養」などがあります。
一方、骨壺から取り出して埋葬する方法としては、遺骨をパウダー状にして海や山などに撒く「散骨」や、樹木の根元に埋葬する「樹木葬」などがあります。
近年では、従来の埋葬方法に加え、散骨や樹木葬など、自然に還ることを意識した新しい埋葬方法も増えてきています。それぞれの方法には費用や手続き、メリット・デメリットなどがありますので、事前にしっかりと検討することが大切です。
納骨に必要なものと費用相場
納骨の際に必要なものとしては、埋葬許可証が挙げられます。これは火葬後に発行される大切な書類ですので、大切に保管しておきましょう。また、お寺に納骨する場合には、お布施が必要となります。お布施の金額は地域や宗派、お寺の規模によって異なりますが、相場としては30万円から50万円程度が一般的です。ただし、高額なお布施を強制することは違法とされていますので、不安な場合は事前に相談するようにしましょう。
その他、納骨堂を利用する場合には、納骨堂の使用料や管理費などが別途必要となる場合もあります。費用の詳細は、それぞれの施設にお問い合わせください。
納骨式の流れとマナー
納骨式は、故人をお墓に納める大切な儀式です。宗教や地域によって流れや作法は異なりますが、ここでは一般的な仏式の場合を例に、納骨式の流れと、参列する際の注意点について詳しく解説します。
– 納骨式の流れ
1. -開眼供養- 納骨を行う前に、僧侶に読経していただき、墓石に魂を迎え入れるための儀式を行います。
2. -納骨- 遺族が骨壺から遺骨を骨壷に移し、墓石に納めます。
3. -読経・焼香- 僧侶の読経の後、参列者が順に焼香を行い、故人を偲びます。
4. -挨拶- 喪主から参列者に向けて、感謝の言葉を述べます。
5. -閉眼供養- 最後に、僧侶が読経を行い、墓石に魂を閉じ込める儀式を行います。
– 納骨式に参列する際の注意点
* 服装は、黒や紺など地味な色のスーツやワンピースを着用するのが一般的です。
* 香典は、故人との関係性や地域によって相場が異なりますので、事前に確認しておきましょう。
* 数珠は、宗派に合ったものを持参しましょう。
* その他、納骨式の場にふさわしい、静かで丁寧な言動を心がけましょう。
納骨式は、故人との最後のお別れの時です。故人を偲び、冥福を祈る大切な儀式であることを理解し、失礼のないよう、心を込めて参列しましょう。
納骨に関するよくある疑問
納骨は、大切な方を亡くされたご遺族にとって、深い悲しみを伴うと同時に、いくつもの疑問が生じる儀式でもあります。ここでは、納骨式や納骨堂についてなど、納骨に関するよくある疑問とその答えを分かりやすく解説いたします。疑問を解消し、故人との最後のお別れを心穏やかに迎えるためにお役立てください。