知ってた?葬儀で使う「4月8日」の意味

葬儀に関すること

知ってた?葬儀で使う「4月8日」の意味

葬儀を教えて、

先生、「4月8日」って、お釈迦様の誕生日ですよね? でも、悟りを開いた日や亡くなった日を祝う仏教行事もあるって聞いたんですけど… お釈迦様って、年に何回も大事な日があるんですか?

葬儀スタッフ

良い質問だね! 実は「4月8日」は、お釈迦様の誕生日を祝う灌仏会(かんぶつえ)という仏教行事の日で、日本では一般的に「花まつり」として親しまれているんだよ。そして、君が言うように、お釈迦様の生涯における重要な出来事を記念する日は他にもあるんだ。

葬儀を教えて、

そうなんですね!じゃあ、悟りを開いた日と亡くなった日は、いつなんですか?

葬儀スタッフ

悟りを開いた日は12月8日で成道会(じょうどうえ)、亡くなった日は2月15日で涅槃会(ねはんえ)といって、それぞれ記念の法要が行われるんだよ。お釈迦様の一生には、私たちが学ぶべき大切な教えがたくさん詰まっているから、それぞれの行事に参加して理解を深めていくのも良いね。

4月8日とは。

「4月8日」は、仏教を開かれたお釈迦様がお生まれになった日とされ、葬儀に関連する用語としても使われます。お釈迦様が悟りを開いた12月8日は成道会、亡くなられた2月15日は涅槃会として、それぞれ法要が行われます。

葬儀で耳にする「4月8日」とは?

葬儀で耳にする「4月8日」とは?

仏教では、人が亡くなってから四十九日までの間、七日ごとに故人の冥福を祈り法要を営みます。この期間を中陰と呼び、忌明けとなる四十九日を満中陰といいます。葬儀で「4月8日」という言葉が出てくるのは、この四十九日の忌明け法要である「満中陰」の日を指す場合が多いでしょう。

本来であれば故人の命日から数えて四十九日目を満中陰とするべきですが、実際には親族が集まりやすいように、また僧侶の予定などの都合に合わせて、命日から近い土日などに行うことが増えています。そのため、葬儀の場で、喪主や遺族が参列者に向けて「満中陰法要は4月8日に行います」といったように、具体的な日付を伝える際に「4月8日」という言葉が使われるのです。

お釈迦様の誕生日としての「4月8日」

お釈迦様の誕生日としての「4月8日」

日本では古くから、亡くなった方の命日を故人を偲び、供養する大切な日としてきました。しかし、葬儀の際に、故人の命日が分からなかったり、そもそもまだ誕生日を迎えていない赤ちゃんの場合には、「4月8日」を命日として扱うことがあります。

一体なぜ「4月8日」なのでしょうか?

それは、4月8日はお釈迦様の誕生日とされているからです。仏教では、人は死後、極楽浄土で仏様になるという教えがあります。そのため、お釈迦様の誕生日である4月8日を命日とすることで、故人が仏様になることを願い、その冥福を祈るという意味が込められているのです。

仏教における重要な日「灌仏会」

仏教における重要な日「灌仏会」

葬儀の日程表などで「4月8日」と記されているのを見たことはありませんか?
これは、故人様の命日を避け、仏教の重要な日である「灌仏会(かんぶつえ)」を当てはめている場合が多いのです。

灌仏会とは、お釈迦様の誕生日を祝う仏教行事
この日には、寺院で仏像に甘茶をかける「甘茶かけ」が行われます。

日本では、亡くなった方を偲び、故人の冥福を祈る際にも、この灌仏会の日を用いることがあります。
そのため、葬儀の日程表に「4月8日」と記載されることが多いのです。

ただし、地域や宗派によっては、異なる意味を持つ場合もあるため、注意が必要です。

葬儀と「4月8日」の関係性

葬儀と「4月8日」の関係性

葬儀の日程を決める際に、故人の命日ではなく「4月8日」とすることがあるのをご存知でしょうか?これは、仏教の教えに基づいた慣習です。

仏教では、人が亡くなってから49日間を「中陰(ちゅういん)」と呼び、故人の魂がこの世とあの世の間をさまよっているとされます。そして、49日目の満七日(まんしちにち)に忌明け法要を行い、故人の成仏を願うのです。

この49日間は7日ごとに法要を行うことが多く、初七日、二七日と数えていきます。つまり、「4月8日」は、仮に故人が4月1日に亡くなったとして、七七日(なななぬか)である49日目が4月8日にあたることを意味しているのです。

このように、葬儀の日程を「4月8日」とすることには、故人の冥福を祈り、成仏を願う深い意味が込められているのです。

故人を偲ぶ日に

故人を偲ぶ日に

葬儀の日程を決める際、カレンダーを見ながらも「この日って何か意味があるのかな?」と疑問に思うことがあるかもしれません。特に、「4月8日」という日付は、仏教と深い関わりを持つ日として知られています。

4月8日は、お釈迦様の誕生日である「灌仏会(かんぶつえ)」にあたります。この日には、寺院で仏像に甘茶をかける儀式が行われ、お釈迦様の誕生を祝います。

仏教では、人の死は終わりではなく、新たな生への始まりと考えられています。そのため、葬儀の日を「4月8日」とすることで、故人が迷うことなく、安らかにお浄土へ旅立てるようにという願いが込められているのです。

もちろん、葬儀の日取りは、遺族の意向や葬儀場の都合などで決まるものです。しかし、もし「4月8日」が候補に挙がった際には、故人を偲び、冥福を祈る特別な意味を持つ日として、その心を理解しておきたいですね。

タイトルとURLをコピーしました