知ってた?葬儀で使う「4月8日」の意味

葬儀に関すること

知ってた?葬儀で使う「4月8日」の意味

葬儀を教えて、

先生、「あと飾り」って、火葬が終わってから自宅に帰ってくるまでの間におまつりするんですよね?

葬儀スタッフ

うん、惜しいな。火葬が終わってから自宅に帰ってきた後、忌明けまでの間におまつりするんだよ。葬儀で使った祭壇を片付けた後に、「あと飾り壇」っていう特別な壇を作って、そこに故人をまつるんだ。

葬儀を教えて、

あ、そうなんですね。じゃあ、忌明けまでずっと家にいるんですか?

葬儀スタッフ

そうだよ。故人の魂はまだ落ち着かずにいると考えられているから、その間は故人を自宅に迎えて、家族みんなで供養する期間なんだよ。

あと飾りとは。

「あと飾り」とは、火葬を終えて自宅に戻った故人の遺骨を、忌明けまで安置し、お祀りするための風習のことです。葬儀で使用した祭壇を片付けた後、新たに「あと飾り壇」を設けます。この壇には、故人を偲ぶ象徴として、遺影や遺骨、白木の位牌などを安置します。また、仏具として燭台、線香立て、鈴などを揃え、故人のためにお供え物や生花を供えます。あと飾り壇は、2段や3段のもの、紙製や木製のものなど、地域や風習によって様々な種類があります。この「あと飾り壇」は、「中陰壇」とも呼ばれます。

葬儀で耳にする「4月8日」とは?

葬儀で耳にする「4月8日」とは?

葬儀に参列すると、僧侶がお経を読む際に「四月八日」という言葉を耳にすることがあります。 何気なく聞いているこの言葉ですが、実は仏教と深い関わりがある重要な意味を持っているのです。突然故人との別れに直面し、悲しみでいっぱいの遺族にとって、「4月8日」という言葉は、故人の死を悼み、冥福を祈るための大切な意味を持つのです。

お釈迦様の誕生日としての「4月8日」

お釈迦様の誕生日としての「4月8日」

日本では、旧暦の4月8日はお釈迦様の誕生日として知られています。この日は「灌仏会(かんぶつえ)」や「花祭り」と呼ばれ、寺院ではお釈迦様の像に甘茶をかける行事が行われます。

この日が「仏滅」と呼ばれる由来も、実はお釈迦様の誕生と深く関係しています。お釈迦様の教えが広く世に広まった結果、日本では仏教が大きな影響力を持つようになりました。そのため、人々の間で「お釈迦様の誕生日を特別な日として敬いたい」という思いが広がっていったのです。

そこで、あえて「仏滅」という言葉を用いることで、他の日とは違う特別な日であることを強調するようになったと言われています。これは、一見矛盾しているように思えるかもしれませんが、日本独特の宗教観や文化が反映された結果と言えるでしょう。

仏教における重要な日「灌仏会」

仏教における重要な日「灌仏会」

葬儀の日程を決める際、故人の命日や仏滅を避けることは広く知られていますが、「4月8日」も避けるべき日だと耳にしたことはありませんか?

実はこの日、「灌仏会(かんぶつえ)」という仏教の重要な行事の日なのです。灌仏会とは、お釈迦様の誕生日を祝う行事

寺院では仏像に甘茶をかけ、盛大にお祝いムードに包まれます。そのため、同じ日に葬儀を行うことは、

慶事と弔事を重ねることになり、避けた方が良いとされています。

葬儀と「4月8日」の関係性

葬儀と「4月8日」の関係性

葬儀の日程を決める際に、「4月8日」という日付を避ける風習があることをご存知でしょうか?これは、4と8という数字がそれぞれ「死」「仏」を連想させるため、縁起が悪いと考えられているからです。特に、4月8日はその両方が重なる日であるため、葬儀の日程としては極力避けるべきとされています。

ただし、地域や宗派によっては、特に気にしない場合もあるようです。また、近年では、このような言い伝えを気にせず、故人の希望や都合を優先して葬儀の日程を決めるケースも増えています。

故人を偲ぶ日に

故人を偲ぶ日に

葬儀の日程や、仏壇にお供えするお菓子の賞味期限などで「4月8日」と記載されているのを見たことはありませんか?一見すると不自然な日付ですが、これにはれっきとした理由があります。

実はこの「4月8日」は、仏教の教えと関わりがあり、故人を偲び、冥福を祈るための意味が込められているのです。

この記事では、なぜ「4月8日」が使われるのか、その由来や意味について詳しく解説していきます。

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