知っておきたい法名・法号の基礎知識
葬儀を教えて、
先生、「法名法号」って書いてあったんですけど、これって「戒名」と同じ意味でいいんですか？
葬儀スタッフ
いい質問ですね！ その通り、「法名」「法号」「戒名」は、基本的には同じ意味で使われます。元々は仏教で、お坊さんになるために戒律を守ることを誓った人に与えられる名前のことでした。
葬儀を教えて、
へえー、そうなんですね。でも、今は普通の人も亡くなったら戒名をもらいますよね？
葬儀スタッフ
そうなんです。日本では、死後に仏様になるという考え方が広まって、亡くなった人に戒名を授けるようになったんです。今では、故人を仏弟子として扱うという意味で、広く使われていますね。
法名法号とは。
葬儀で耳にする「法名」「法号」「戒名」という言葉は、全て同じ意味で使われています。 元々は、仏教において戒律を守ることを誓い、仏門に入った人に師僧が授ける名前のことでした。 現代の日本では、「人は死後に成仏する」という考え方が広まり、亡くなった人に戒名を授けることが一般的になっています。 この戒名にはランクがあり、生前の社会貢献や寺院への貢献度によって決められるとされています。
法名・法号とは？
仏教において、人が亡くなった際に与えられる仏弟子としての名前を「法名（ほうみょう）」または「法号（ほうごう）」と言います。一般的に、「法名」は浄土真宗以外の宗派で、「法号」は浄土真宗で使われることが多いですが、宗派によって呼び方が異なったり、明確な区別がない場合もあります。
生前に仏門に入り、帰依の証として授かる名前を「戒名（かいみょう）」と言い、戒名を持っている場合は、亡くなった際にその戒名がそのまま法名・法号として用いられます。
戒名との違いは？
「戒名」は、仏教で出家した人に与えられる名前で、別名「法名」とも呼ばれています。簡単に言うと、「戒名」＝「出家者のための名前」です。では、「法号」はというと、「法号」は、在家の仏教徒につけられる名前のこと。つまり、「法号」＝「在家者のための名前」ということになります。
しかし、現代では、宗派や地域によっては、戒名と法号の区別をせずに「戒名」という言葉を使うことも多く、「戒名」＝「仏教徒につける名前」として広く認識されつつあります。
現代における法名・法号の意味
現代において、法名・法号は、宗派を問わず、仏教徒として故人を弔うための大切な要素となっています。かつては戒律を授かり、仏門に入った証として与えられていましたが、現代では檀家制度の影響もあり、ほとんどの場合、葬儀の際に僧侶によって授けられます。
法名・法号は、故人が生前どのような人生を歩んできたのか、どのような功績を残したのかとは関係なく、仏弟子として新たに歩み始めるための名前という意味合いを持ちます。また、残された遺族にとっては、故人を偲び、冥福を祈るための大切な拠り所となるでしょう。
法名・法号の構成と意味
法名や法号は、仏教徒として故人が新たに得た名前を意味し、四字で構成されることが一般的です。最初の文字は院号と呼ばれ、生前の功績や信仰の深さによって「信士」「信女」といった位号が与えられます。続く二文字は、「釋」「釋尼」といった仏弟子を意味する言葉と、故人の個性や願いを反映した文字が当てられます。最後の文字は、「居士」「大姉」といった、生前の性別や立場を表す言葉で締めくくられます。こうして構成される法名・法号は、単なる名前ではなく、故人の生きた証であり、浄土での新たな出発を象徴するものと言えるでしょう。
法名・法号に関する疑問
仏教において、故人が浄土往生の際に授かる大切な名前、それが法名や法号です。しかし、仏教に馴染みのない方にとっては、疑問も多いのではないでしょうか。例えば、「そもそも法名と法号は何が違うの？」「誰がどのように決めるの？」「費用はどのくらいかかるの？」といった疑問をお持ちの方もいるかもしれません。この章では、そう いった法名・法号に関する基本的な疑問について、分かりやすく解説していきます。
