知っておきたい葬儀の基礎知識:二七日とは?
葬儀を教えて、
先生、「二七日」ってなんですか? 亡くなってから27日目ってことですか?
葬儀スタッフ
いい質問ですね! 実は「二七日」は亡くなってから27日目という意味ではありません。亡くなった日から数えて7日ごとに行われる法要のことで、2回目の法要を指します。つまり14日目のことですね。
葬儀を教えて、
あ!そうなんですね! なんで7日ごとに行われるんですか?
葬儀スタッフ
仏教では、亡くなってから49日間はあの世とこの世の間の世界である「中陰」にいて、7日ごとに生前の行いについて裁きを受けると考えられているからです。そのため、故人が無事に成仏できるようにと、7日ごとに追善供養を行うのです。
二七日とは。
「二七日」とは、故人が亡くなってから14日目に行われる仏教の法要のことです。
仏教では、人は死後49日間、「中陰」と呼ばれる生と死の間の世界に存在するとされ、7日ごとに生前の行いに対する裁きを受けると信じられています。二七日は、故人の冥福を祈り、来世での幸せを願うために営まれる「追善法要」の一つで、初七日から始まり、三七日、四七日と続き、七七日(四十九日)をもって忌明けとなります。
二七日の法要は、一般的に親族だけで行われ、僧侶にお経をあげてもらい、故人を偲びます。近年では、簡素化が進み、初七日と四十九日のみを行う家庭も増えています。
二七日の法要に参列する場合、香典は不要とされていますが、地域によっては「御仏前」として少額を包む習慣も残っています。服装は、喪主から特に指定がなければ、略式礼服か、地味な服装で問題ありません。
二七日とは? その意味と由来
二七日(にしちにち)とは、仏教の教えに基づき、故人の亡くなった日から数えて14日目に行われる法要のことです。葬儀後の重要な法要の一つであり、「満中陰(まんちゅういん)」や「十四日忌(じゅうよっかいき)」とも呼ばれます。
この法要は、故人が亡くなってから初めて冥土の裁判官である閻魔大王の前にて裁きを受けるとされる日とされています。そのため、遺族や親族が集まり、故人の冥福を祈り、追善供養を行います。二七日は、故人があの世で無事に過ごせるよう、そして、遺された者が悲しみを乗り越え、前向きに生きていけるよう祈りを捧げる大切な機会といえるでしょう。
中陰と追善供養の関係
二七日などの仏教行事と、中陰や追善供養の関係について、詳しく見ていきましょう。
仏教では、人が亡くなってから四十九日の間を「中陰(ちゅういん)」と呼び、故人の魂が迷わずに成仏できるように、七日ごとに法要を行います。この七日ごとの法要を「七仏事」といい、初七日から始まり、二七日、三七日と続き、四十九日の忌明けまで計7回行われます。
そして、この七仏事の一つ一つが、故人の冥福を祈り、遺族が故人を偲ぶための「追善供養(ついぜんくよう)」の機会となります。二七日は、初七日に次いで故人を偲び、供養をする大切な法要なのです。
中陰の期間に行われる追善供養は、故人の成仏を助けるだけでなく、残された遺族が悲しみを乗り越え、前向きに生きていくためにも重要な意味を持ちます。
二七日の法要の内容と流れ
二七日の法要は、故人が亡くなってから14日目に行われる法事です。 他の法要と比べて特に重要な意味を持つものではありませんが、故人を偲び、冥福を祈る気持ちは、他の法要と変わりません。ここでは、二七日の法要の内容と流れについて詳しく解説していきます。
まず、二七日の法要は、僧侶をお寺から自宅や葬儀場にお招きして読経をいただくことが一般的です。法要に先立ち、参列者は施主を先頭に焼香を行い、故人を偲びます。僧侶による読経の時間は30分から1時間程度で、読経後には僧侶による法話が行われることもあります。法話では、仏教の教えや故人の思い出話などが語られます。
法要の後には、参列者全員で会食を囲むことが多いでしょう。これは「お斎(おとき)」と呼ばれ、故人を偲びながら、参列者同士の親睦を深める大切な時間です。ただし、最近では、簡略化のため、食事を提供せず、お茶と菓子のみでおもてなしをする場合もあります。
二七日の法要は、葬儀ほど大規模なものではありませんが、故人の冥福を祈る大切な儀式です。服装や香典のマナーなど、疑問点があれば事前に葬儀社や寺院に相談しておくと良いでしょう。
二七日に持参するもの 香典は必要?
二七日は、故人が亡くなってから14日目に行われる法要です。 忌中法要の一つであり、遺族や親族が故人を偲び、冥福を祈る大切な機会となります。 この日に持参するものや香典の必要性について、詳しく解説していきます。
二七日の法要に持参するものとして、一般的には「供物」と「お布施」を用意します。 供物は、故人が生前好んでいたものや、線香・果物などを、仏式であればお菓子や果物、神式であればお酒やお米などを用意します。お布施は、僧侶へのお礼として、白い封筒に入れて持参するのが一般的です。
香典については、基本的には葬儀の際に持参しているため、二七日で改めて持参する必要はありません。 しかし、葬儀に参列できなかった場合や、改めてお悔やみを伝えたい場合は、香典を持参することもあります。その場合は、「御仏前」や「御霊前」と表書きし、故人への想いを込めてお渡ししましょう。
二七日は、故人を偲び、冥福を祈る大切な日です。 遺族や親族への配慮を忘れずに、故人との最後の時間を大切に過ごしましょう。
二七日にふさわしい服装とは
二七日(ふたなのか)法要は、故人の死後14日目に行われる法要です。一般的に、喪主や遺族は、初七日法要後、忌明けとなる三十五日(仏式)または四十九日(神式)までの法要は、平服で参列してもよいとされています。
具体的には、男性はダークスーツに白シャツ、黒ネクタイ、女性はブラックフォーマルか、地味な色のスーツやワンピースが一般的です。華美なアクセサリーや装飾品は避け、シンプルなものを選びましょう。
ただし、地域や宗派、またご遺族の意向によって異なる場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。