知って納得!葬儀の「式典」を解説

葬儀に関すること

知って納得!葬儀の「式典」を解説

葬儀を教えて、

先生、「式典」って葬儀のときにも使いますよね? 結婚式とか、卒業式みたいなお祝いの席で使うイメージがあったので、少し違和感があるのですが…

葬儀スタッフ

なるほどね。確かに「式典」は、お祝いの席で使うイメージが強いよね。でも、葬儀で使われる場合は「故人を偲び、お別れをするための儀式」という意味合いになるんだ。

葬儀を教えて、

そうなんですね! なんとなく悲しいイメージの言葉は避けた方が良いのかな、と思っていました。

葬儀スタッフ

気持ちはよくわかるよ。ただ、「式典」は儀式や式を行う場所や、その全体を指す言葉なので、葬儀・告別式でも使われる言葉なんだよ。

式典とは。

葬儀の場で使われる「式典」という言葉は、お葬式のように、ある特定の行事を行うための儀式のことを指します。

そもそも式典とは?

そもそも式典とは?

葬儀に参列する際、「式典」という言葉を見聞きする機会も多いのではないでしょうか。しかし、式典とは具体的にどのような意味を持つ言葉なのか、理解している人は意外と少ないかもしれません。

式典とは、ある特定の目的や意義を持つ行事を、儀式や式次第に則って厳粛かつ格式張って執り行うことを指します。冠婚葬祭という言葉があるように、結婚式や成人式など、人生の節目を祝う場や、故人を偲び送る場において用いられることが多い言葉です。

葬儀における式典の種類

葬儀における式典の種類

葬儀は、故人との最後のお別れを告げる大切な儀式であり、いくつかの式典によって構成されています。大きく分けると、宗教儀式である「葬儀式」と、宗教色を抑えた「お別れ会」の二つに分類されます。

まず、「葬儀式」は、仏式、神式、キリスト教式など、故人の信仰していた宗教に基づいて執り行われる儀式です。僧侶や神官、牧師など宗教者によって読経や祈祷などが行われ、故人の冥福を祈ります。

一方、「お別れ会」は、宗教にとらわれず、故人を偲び、思い出を語り合う自由な形式の式典です。音楽演奏やスライドショーなど、故人の好きだったものや縁の深かったものを取り入れる場合もあります。

近年では、宗教儀式である葬儀式を省略し、お別れ会のみを行うケースも増えています。

このように、葬儀における式典にはいくつかの種類があります。故人の信仰や遺族の意向などを考慮し、どのような式典を行うのが適切か、事前に葬儀社とよく相談することが大切です。

各式典の意味と流れ

各式典の意味と流れ

葬儀は、大きく分けて「通夜式」「告別式」「火葬式」の3つの式典で構成されます。それぞれの式典には、故人を偲び、お別れを告げるための大切な意味が込められています。

まず、通夜式は、本来は遺族や親しい人が故人と最後の夜を共にするための儀式でした。現在では、通夜式の後に通夜ぶるまいを行い、参列者と食事を共にすることで、故人を偲ぶとともに、参列者への感謝の気持ちを表す場となっています。

翌日に執り行われる告別式は、故人と最後のお別れをするための儀式です。宗教者による読経や焼香、弔辞などが行われます。告別式後には出棺となり、火葬場へと向かいます。

火葬式は、故人の遺体を火葬する儀式です。火葬後には、遺骨を拾って骨壺に納めます。

これらの式典の流れや形式は、宗教や地域、葬儀社の慣習によって異なる場合があります。疑問点があれば、事前に葬儀社に相談しておくとよいでしょう。

式典に参列する際の注意点

式典に参列する際の注意点

葬儀・告別式への参列は、故人との最後のお別れを告げる大切な儀式であると同時に、遺族に対して敬意を表す場でもあります。円滑な式典進行のため、また、遺族や関係者に失礼な振る舞いをしてしまわないために、最低限のマナーを押さえておきましょう。

まず、服装は、黒や紺、グレーなど地味な色のスーツやワンピースを着用するのが基本です。華美な装飾品や明るい色の服装は避け、香水の使用も控えめにしましょう。数珠は仏式の場合に持参しますが、宗派によっては不要な場合もあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

通夜や葬儀・告別式に参列する際、受付でのお悔やみの言葉は、簡潔に述べるようにしましょう。「この度はご愁傷様です」「ご冥福をお祈りいたします」など、短い言葉で十分です。香典を渡す場合は、ふくさに包み、受付で両手を添えて渡します。

式典中は、遺族に対する配慮を忘れずに静かに過ごしましょう。携帯電話の電源は必ずオフにし、私語や不要な会話は控えましょう。写真撮影やビデオ撮影も、基本的に禁止されています。


葬儀は、地域や宗教、それぞれの家の習慣によってしきたりや作法が異なります。不明な点があれば、事前に葬儀社や詳しい人に確認しておくと安心です。

まとめ:式典への理解を深めて

まとめ:式典への理解を深めて

葬儀の式典は、故人との最後のお別れを告げ、その生涯を偲ぶ大切な儀式です。宗教や地域、故人の遺志によって内容は異なりますが、それぞれに深い意味が込められています。

式典への理解を深めることで、より心を込めて故人を見送ることができるでしょう。また、事前に流れや意味を理解しておくことは、いざという時に慌てず、落ち着いて行動するためにも役立ちます。

この記事が、葬儀の式典について理解を深める一助となれば幸いです。

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