慈明忌ってなに?十七回忌の基礎知識

葬儀に関すること

慈明忌ってなに?十七回忌の基礎知識

葬儀を教えて、

先生、「慈明忌」って十七回忌のことですよね? なんで「慈明」って言うんですか?

葬儀スタッフ

良い質問ですね! 慈明忌の「慈明」は、仏教の教えと関係があります。 仏教では、人は亡くなると、迷いの世界である六道(地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天道)を輪廻転生すると考えられています。

葬儀を教えて、

六道…ですか。十七回忌と何か関係があるんですか?

葬儀スタッフ

そう、十七回忌は、故人が六道を何度か巡り、迷いから覚めて悟りの世界に近づいた状態を表すと考えられていて、その状態を「慈明」と呼ぶんです。だから十七回忌は慈明忌と呼ばれるんですよ。

慈明忌とは。

「慈明忌(じみょうき)」とは、故人の死後17年目の年忌法要を指す葬儀用語です。

十七回忌、慈明忌とは?

十七回忌、慈明忌とは?

十七回忌とは、故人の没後17年目に営まれる法要です。仏教では、故人が亡くなってから7週間ごとに追善供養を行うのが一般的で、十七回忌は初七日から数えて17回目の法要にあたります。また、十七回忌には「慈明忌(じみょうき)」という別名があります。これは、故人が極楽浄土で迷わずに成仏できるよう、その徳を称え、冥福を祈るという意味が込められています。

慈明忌の意味と由来

慈明忌の意味と由来

「慈明忌(じみょうき)」とは、故人の没後17年目に営まれる法要のことです。仏教では、人が亡くなってから7週間ごとに追善供養を行うのが一般的ですが、これは「初七日」から始まり、「四十九日」「一周忌」と続きます。そして、年忌法要はその後も続き、十七回忌である慈明忌を迎えます。

慈明忌は、故人が亡くなってから長い年月が経っているため、特に親族だけで集まって故人を偲び、感謝の気持ちを伝えることが多い法要です。 また、慈明忌の「慈明」には、「慈悲の心で周囲を明るく照らす」という意味が込められています。仏教の教えでは、故人は迷いの世界から悟りの世界へと向かうとされており、慈明忌は、故人が安らかであるようにと願いを込めて営まれます。

慈明忌の時期と流れ

慈明忌の時期と流れ

十七回忌である慈明忌は、故人の没後16年目の祥月命日に営まれます。
亡くなってから長い年月が経っているため、一般的には、親族やごく親しい人たちだけで、法要と食事会を簡素に行うケースが多いでしょう。
ただし、地域や宗派、家の習慣によって、執り行い方は異なるため、事前に親族間でよく相談しておくことが大切です。

慈明忌の準備と費用

慈明忌の準備と費用

十七回忌である慈明忌は、故人の冥福を祈り、生前の感謝の気持ちを改めて伝える大切な法要です。しっかりと準備を行い、心を込めて慈明忌を執り行いましょう。

まず、慈明忌の準備として、僧侶への読経の依頼や、参列者への連絡、会場設営、料理や返礼品の準備など、行うべきことは多岐にわたります。特に、僧侶への読経依頼は、日時や読経内容などを事前に相談しておくことが大切です。

費用面では、僧侶へのお布施、会場費、料理代、返礼品代などが主な内訳となります。お布施の相場は、寺院や地域によって異なりますが、一般的には5万円から10万円程度が目安とされています。また、会場費や料理代は、参列者の人数によって大きく変動します。

慈明忌は、故人を偲び、遺族や親族が集まる貴重な機会です。費用を抑えつつも、心を込めた丁寧な対応を心がけましょう。

慈明忌に関する疑問Q&A

慈明忌に関する疑問Q&A

– 慈明忌に関する疑問Q&A

-Q. 慈明忌ってどんな法要?-

A. 慈明忌は、故人の十七回忌にあたる法要です。仏教では、亡くなってから満中陰(四十九日)以降も、年忌法要といっていくつかの節目となる年に故人を偲びます。

-Q. なぜ十七回忌なの?-

A. 十七回忌は、故人が亡くなってから仏の世界である「浄土」に到達するまでの過程において、重要な転換期を迎えると考えられているからです。この時期に、改めて故人の冥福を祈り、遺族や親族一同で故人を偲びます。

-Q. 参加するべき人は?-

A. 基本的には、故人と親しかった親族が中心となります。近年では、家族葬が増えていることもあり、十七回忌は親族だけで執り行うケースも少なくありません。

-Q. 香典は必要?-

A. 香典は、故人を偲び、供養する気持ちを表すものですので、持参するのが一般的です。金額の相場は、関係性や地域によって異なりますが、五千円から一万円程度が一般的です。

-Q. どんなことをすればいいの?-

A. 慈明忌では、法要に参列し、読経や焼香を行います。また、法要の後には、僧侶の話を聞いたり、食事を共にするなどして、故人を偲ぶ時間を持ちます。

-大切なのは、形式にとらわれすぎることなく、故人を偲び、感謝の気持ちを伝えることです。-

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