お墓の印象を決める「羽目」とは?

お墓に関すること

お墓の印象を決める「羽目」とは?

葬儀を教えて、

先生、「羽目」って葬儀の用語で出てきたんですけど、どういう意味ですか?

葬儀スタッフ

お墓で見たことない?お墓の周りにある、石でできた板状のもののことだよ。

葬儀を教えて、

ああ、あれのことですか!お墓を囲っている石の板なんですね。でも、あれは何のためにあるんですか?

葬儀スタッフ

いい質問だね。あれは、お墓の区画をハッキリさせるためと、見た目を美しくするためにあるんだよ。お墓の後ろに置く後羽目、横に置く横羽目もあるんだ。

羽目とは。

お墓で使われる「羽目」という言葉は、基礎となる根石や土の上に設置する、板状の石材のことを指します。この羽目には、丸みを帯びた加工や平面な加工、額縁のような加工など、様々な種類があり、お墓全体の景観を美しくする役割を担います。また、羽目を設置することで、隣のお墓との境界線が明確になり、メリハリの効いた印象を与える効果もあります。なお、設置場所によって、お墓の後ろに設置するものを「後羽目」、横に設置するものを「横羽目」と区別することもあります。

お墓の「羽目」とは?その役割と意味

お墓の「羽目」とは?その役割と意味

お墓参りに行くと、様々な形のお墓を目にします。同じように見えるお墓でも、よく見ると石の種類やデザインが異なり、それぞれに個性があることに気づきます。その中でも、お墓の雰囲気を大きく左右するのが「羽目(はめ)」と呼ばれる部分です。

今回は、あまり聞き馴染みのない「羽目」について、その役割や意味、そして種類や選び方などをご紹介していきます。

羽目の種類と特徴

羽目の種類と特徴

お墓の顔とも言える「羽目(はめ)」。
墓石の種類やデザインは多岐に渡りますが、羽目の種類によってお墓全体の雰囲気は大きく変わります。
ここでは、代表的な羽目の種類と、それぞれの特徴について解説していきます。

1. 和型墓石で多く用いられる「竿石型」

和型の墓石で最も一般的なのが、この竿石型です。
縦長のすっきりとした形状が特徴で、伝統的な印象を与えます。
建立者の家名や宗派名を彫刻することが多いですが、最近では、好きな言葉や詩を刻むケースも増えています。

2. デザインの自由度が高い「巻石型」

巻石とは、お墓の周囲を囲む石材のことです。
巻石型は、この巻石と一体化した形の羽目で、デザインの自由度が高い点が魅力です。
故人の好きだった花や風景などを彫刻したり、個性的な形に加工したりすることも可能です。

3. モダンな印象を与える「プレート型」

近年人気が高まっているのが、シンプルで洗練された印象のプレート型です。
横長の板状の石材に、文字を彫刻します。
洋型の墓石と組み合わせるケースも多く、スタイリッシュな雰囲気のお墓にしたい方におすすめです。

このように、羽目には様々な種類があります。
石材店とよく相談し、お墓全体のデザインや予算も考慮しながら、最適な羽目を選んでいきましょう。

お墓の景観を向上させる羽目のデザイン

お墓の景観を向上させる羽目のデザイン

お墓参りに行くと、墓石のデザインや形に目が行きがちですが、墓所の雰囲気を大きく左右する要素の一つに「羽目(はめ)」があります。羽目とは、墓石の土台石とカロート(納骨室)の外側を囲う石材のことです。

従来の羽目は、シンプルな長方形の石材が使われることが一般的でした。しかし近年では、洋型の墓石の増加や、墓所の個性化に伴い、様々なデザインの羽目が登場しています。

例えば、石材に曲線を取り入れたり、彫刻を施したりすることで、墓所に柔らかな印象や高級感を演出することができます。また、石の種類を変えることでも、墓所の雰囲気が大きく変わります。御影石だけでなく、大理石や庵治石など、様々な石材が使用されています。

さらに、色の組み合わせを楽しむことも可能です。例えば、黒御影石の墓石に、白御影石の羽目を組み合わせることで、コントラストが生まれ、墓所全体が引き締まった印象になります。

このように、羽目のデザインは、墓所の景観を大きく左右する要素の一つです。墓石を選ぶ際には、羽目のデザインにもこだわってみることで、より個性的で、故人への想いが込められた墓所を建てることができるでしょう。

後羽目と横羽目:設置場所による違い

後羽目と横羽目:設置場所による違い

お墓の顔ともいえる「棹石」。その棹石を支え、お墓全体の雰囲気を大きく左右するのが「羽目」です。

羽目には、設置場所によって「後羽目」と「横羽目」の二つがあります。

後羽目は、棹石の後ろに設置される羽目のことを指します。棹石をしっかりと支える役割を担うため、お墓の中でも特に大きく、存在感のある部分です。家紋や故人の好きな言葉などを彫刻することが多いため、お墓のデザインのポイントとなります。

一方、横羽目は、棹石の左右側面に設置される羽目のことを指します。後羽目に比べて小さく控えめな印象ですが、後羽目と対になってお墓全体を引き締める役割があります。蓮などの花々や縁起物などを彫刻することが多く、故人の人柄や想いを表現するのに役立ちます。

このように、後羽目と横羽目はそれぞれ異なる役割と特徴を持つ、お墓にとって重要なパーツです。

羽目を選ぶ際のポイント

羽目を選ぶ際のポイント

お墓の顔とも言える墓石のデザインは、羽目(はめ)と呼ばれる部分によって大きく左右されます。
羽目とは、墓石の正面に位置し、家紋や家名、故人様の名前などが彫刻される石板のことです。

羽目の種類は多岐にわたり、石種や加工方法、デザインによって、和風、洋風、モダンなど、お墓全体の雰囲気を決定づける重要な要素となります。

ここでは、羽目を選ぶ際のポイントをいくつかご紹介します。

1. -石種- 羽目に用いられる石は、国内産、外国産を合わせると数百種類にも及びます。耐久性や価格、色合いなどが異なるため、墓地の雰囲気や自身の希望に合った石を選びましょう。

2. -加工方法- 彫刻に加え、磨き方によっても印象が変わります。艶やかな光沢を出す「磨き仕上げ」、表面に凹凸をつける「ビシャン仕上げ」など、様々な加工方法があります。

3. -デザイン- 家紋や家名に加え、故人様の好きだった花や風景などを彫刻することも可能です。最近では、従来の和型に加え、洋型のデザインも人気を集めています。

羽目は、お墓の印象を大きく左右する重要な部分です。
石材店とじっくりと相談しながら、想いの詰まったお墓作りを目指しましょう。

タイトルとURLをコピーしました