知っておきたい!都営墓地ってどんなところ?
葬儀を教えて、
先生、「都営墓地」ってなんですか? 都立霊園や都営霊園と同じ意味って書いてありますけど…
葬儀スタッフ
良い質問ですね! 実は、「都営墓地」という言葉自体は、正式な名称ではないんです。一般的に、東京都が運営する霊園のことを「都立霊園」または「都営霊園」と呼びます。
葬儀を教えて、
あ!そうなんですね。じゃあ、「都営墓地」は間違いですか?
葬儀スタッフ
間違いとまでは言いませんが、正式な書類や会話で使う場合は「都立霊園」や「都営霊園」の方が適切ですね。でも、日常会話で使う分には、意味が通じるので大きな問題はないでしょう。
都営墓地とは。
葬儀に関する用語「都営墓地」は、都が運営する公営墓地のことを指します。似た意味合いの言葉として、「都立霊園」や「都営霊園」があります。
都営墓地とは?
都営墓地とは、東京都が運営している公営墓地のことです。都内には11箇所の都営墓地があり、いずれも交通アクセスが良く、利用しやすい環境が整っています。 民間霊園と比べて、比較的費用を抑えて利用できることも大きなメリットと言えるでしょう。
都営墓地のメリット・デメリット
都営墓地への関心が高まっていますが、実際にはどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?検討する上で知っておきたいポイントをまとめました。
– メリット
1. 費用が安い都営墓地は、民間霊園と比べて比較的安価に利用できます。これは、都が運営しているため、利益を目的としていないことが大きな理由です。限られた予算で墓地を探している方にとって大きなメリットと言えるでしょう。
2. 永代利用が可能一度購入すれば、原則として子や孫の代までお墓を継承していくことができます。継承者が途絶えてしまった場合でも、一定期間は猶予がありますし、合祀などの対応も可能ですので安心です。
3. アクセスが良い都営墓地は東京都内に複数箇所あり、交通の便が良い場所にあります。お墓参りの負担を軽減できる点は大きな魅力です。
– デメリット
1. 競争率が高い利用料金の安さやアクセスの良さから、都営墓地は人気が高く、抽選となる場合がほとんどです。希望する墓地の取得が難しいという点は覚悟しておきましょう。
2. 宗教・宗派が限定される都営墓地は公営墓地であるため、宗教・宗派が限定されている場合があります。特定の宗教・宗派に属している方は、事前に確認が必要です。
3. 施設が簡素な場合がある都営墓地は、民間霊園と比較して、施設や設備が簡素な場合があります。豪華な設備やサービスを求める方にとっては物足りなさを感じるかもしれません。
都営墓地は、安価で永代利用が可能という大きなメリットがある一方、競争率の高さや施設の簡素さなど、デメリットも存在します。これらのメリット・デメリットをよく理解した上で、検討することが大切です。
都営墓地の種類と特徴
都営墓地には、大きく分けて3つの種類があります。それぞれの特徴を知って、自分に合ったお墓選びの参考にしてみましょう。
まず一つ目は、一般墓地です。こちらは一般的な区画に墓石を建てる、いわばオーソドックスなタイプの墓地です。都内でも比較的歴史のある霊園が多く、緑豊かで落ち着いた環境が魅力です。二つ目は、芝生墓地です。近年人気が高まっているのが、この芝生墓地。従来の和型墓石ではなく、洋型のデザイン墓石を建てることができ、明るく現代的な雰囲気が特徴です。 そして三つ目は、樹木葬墓地です。こちらは、墓石の代わりに樹木を墓標とする、自然と調和した新しいスタイルのお墓です。近年、環境問題への意識の高まりから注目されています。
都営墓地の取得方法
都営墓地を取得するには、まず募集期間中に申し込みを行う必要があります。募集は年数回、東京都公園協会のウェブサイトや広報誌などで告知されます。
応募資格には、東京都内に住所を持っていること、応募時点で一定期間以上都内に住んでいること、遺骨を収蔵できることなど、いくつかの条件があります。これらの条件を満たし、必要な書類を揃えて応募します。
応募者多数の場合は抽選となり、当選者は後日発表されます。当選したら、所定の手続きを経て、墓地の使用許可を受けます。その後、墓石業者と契約し、墓石の建立などを行います。
都営墓地に関するよくある質問
都営墓地への埋葬を検討されている方からよくいただく質問をまとめました。
– Q. 誰でも都営墓地に埋葬してもらえるの?
A. いいえ、一定の条件を満たした方のみが利用できます。
具体的には、埋葬される方が亡くなった時点で、その方の「住民票上の住所」または「本籍地」が東京都である必要があります。また、遺骨を収蔵できる遺族の方がいることも条件です。
– Q. 費用はどれくらいかかるの?
A. 都営墓地は、民間の霊園と比べて比較的安価に利用できます。
ただし、墓地の区画の広さや石材の種類などによって費用は異なります。詳しくは東京都のホームページや、各墓地を管理する団体にお問い合わせください。
– Q. 宗教や宗派は関係ある?
A. 都営墓地は、宗教や宗派を問わずどなたでも利用できます。
ただし、墓石のデザインや埋葬の儀式については、それぞれの宗教や宗派の慣習に沿って行う必要があります。
– Q. 遺骨がない場合は?
A. 遺骨がなくても、埋葬許可証があれば都営墓地を利用できます。
埋葬許可証は、火葬場から発行されます。
都営墓地に関するお問い合わせは、東京都公園協会のホームページなどを参照してください。