知っておきたい葬儀用語「唐櫃」とは?
葬儀を教えて、
先生、「塔婆立」ってなんですか?説明文を読んでも、よく分からなかったです。
葬儀スタッフ
なるほど。「塔婆立」は、お墓に置く卒塔婆を立てるための台座のようなものだよ。お墓の広さや卒塔婆の数によって、いくつか種類があるんだ。
葬儀を教えて、
台座のようなものなんですね!種類があるということは、お墓によって違うんですか?
葬儀スタッフ
そうだよ。大きさも、素材も、設置方法も違うものがあるんだ。だから、もし塔婆立が必要な場合は、事前に霊園に確認しておくことが大切なんだよ。
塔婆立とは。
唐櫃の基本知識:意味と役割
「唐櫃」という言葉を耳にしたことはありますか? 葬儀に参列する際などに見かけることはあっても、その意味や役割について、詳しく知っている方は少ないかもしれません。この項目では、葬儀において重要な役割を果たす「唐櫃」について、基本的な知識を解説していきます。
唐櫃の種類と特徴
唐櫃と一口に言っても、素材や形状、大きさなど、実に様々な種類が存在します。ここでは、代表的な唐櫃の種類とその特徴について詳しく見ていきましょう。
まず、素材による分類では、木製の「木棺」と金属製の「柩」が挙げられます。木棺は、古くから日本で使われてきた伝統的な唐櫃で、木の温かみが感じられることが特徴です。一方、柩は、近年人気が高まっているタイプで、耐久性に優れている点が魅力です。
さらに、形状による分類では、一般的な箱型の「寝棺」の他に、円筒形の「丸太棺」や六角形の「六角棺」などがあります。丸太棺は、その名の通り丸太をくり抜いて作られたもので、自然に近い形で故人を見送りたいという方に選ばれています。六角棺は、仏教の世界観に基づいた形状で、故人の成仏を願う意味が込められています。
このように、唐櫃には様々な種類があり、それぞれに特徴があります。葬儀社と相談しながら、故人や遺族の希望に合った唐櫃を選ぶことが大切です。
唐櫃の価格相場
唐櫃の価格は、その材質や装飾、大きさによって大きく異なります。一般的には、シンプルな桐材のものであれば数万円から、高級な木材を使用し、彫刻や金箔などが施されたものになると数十万円、場合によっては百万円を超えることもあります。
近年では、価格を抑えた布張りの唐櫃も人気があります。
葬儀社によっては、葬儀プランの中に唐櫃が含まれている場合もあります。予算や希望に合わせて、最適な唐櫃を選びましょう。
唐櫃を選ぶポイント
唐櫃は、故人様を納める大切な柩です。そのため、故人様への想いや、葬儀の規模、予算などを考慮して選ぶことが重要になります。
まず、材質は、一般的な木製の桐や杉の他に、高級感のある檜や、洋風のデザインのものなど様々です。それぞれ価格帯も異なりますので、予算に合わせて選ぶと良いでしょう。
次に、大きさは、故人様の体格に合わせて選ぶ必要があります。一般的には、身長プラス10cm程度が目安とされています。
その他にも、装飾や付属品など、様々な要素があります。葬儀社の担当者とよく相談し、故人様にふさわしい唐櫃を選びましょう。
唐櫃に関する疑問
– 唐櫃に関する疑問
唐櫃は、故人様を棺に納めるまで、そして火葬場にお送りするまでの間、安置させていただくための大切な器です。馴染みのない言葉だからこそ、様々な疑問が浮かぶのも当然のことでしょう。
例えば、「唐櫃ってどんなもの?」「棺との違いは?」「素材は何でできているの?」など、疑問に思う点は多岐にわたります。 また、地域や宗教、宗派によって、唐櫃の形状や材質、呼び名が異なる場合もあるため、不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
この章では、そうした唐櫃に関する様々な疑問を解消し、より深く理解を深めていきましょう。