お墓を守る石材:御影石の秘密

お墓に関すること

お墓を守る石材:御影石の秘密

葬儀を教えて、

先生、「御影石」って墓石によく使われてますけど、ただの石じゃないんですか?

葬儀スタッフ

いい質問ですね!御影石はただの石ではなく、花崗岩や閃緑岩といった種類の石材の総称なんです。耐久性が高く、墓石以外にも、石碑や建物の壁にも使われていますよ。

葬儀を教えて、

そうなんですね!じゃあ、お墓によって御影石にも違いがあるんですか?

葬儀スタッフ

その通り!御影石にも品質のランクがあって、色合いが濃く、石の模様が細かく、硬度の高いものが良質とされています。国産は薄色が多く、濃い色のものはインド産が多いんですよ。

御影石とは。

「御影石」は、墓石や石碑、建物の壁など幅広く使われる、耐久性の高い石材です。数百年もの風雨に耐えることから、古くから重宝されてきました。御影石と一言で言っても、品質や色合いは様々です。一般的に、濃い色合いで、きめが細かく、硬度の高いものが高級とされています。国産の御影石は、薄い色合いのものが多く、濃い色合いのものは、インド産などの海外産が使われることが多いです。しかし、香川県の庵治石のように、薄い色合いでも、きめ細やかで良質な国産の高級石材も存在します。ちなみに、「御影石」の語源は、兵庫県御影地区で産出された花崗岩・閃緑岩が由来となっています。その後、これらと同様の石材全般を指すようになりました。

御影石とは? – 墓石の定番素材

御影石とは? - 墓石の定番素材

お墓参りに行くと、様々な形や色の墓石を見かけます。その中でも、落ち着いた色合いで重厚感のある御影石は、古くから墓石の定番素材として広く使用されています。では、御影石とは一体どんな石なのでしょうか?

数百年の耐久性!その魅力と理由

数百年の耐久性!その魅力と理由

お墓参りに行くと、様々な形や色の墓石を見かけます。その中でも、ひときわ凛とした美しさで目を引くのが御影石で作られたお墓です。御影石は、その美しさだけでなく、数百年にも及ぶ耐久性を持つことから、古くから墓石の材料として重宝されてきました。

では、なぜ御影石はそれほどまでに丈夫なのでしょうか?その秘密は、御影石がマグマが冷えて固まった火成岩であることに由来します。マグマがゆっくりと冷えて固まる過程で、石の内部で結晶が大きく成長し、非常に硬く緻密な構造を作り出すのです。この硬く緻密な構造が、雨風や紫外線などの外的要因から御影石を守り、長年の風雪にも耐えうる耐久性を実現しているのです。

さらに、御影石は水をほとんど吸収しないという性質も持ち合わせています。そのため、雨水が染み込んで石が劣化したり、苔が生えやすくなったりといった問題も起こりにくいのです。この優れた耐水性が、御影石の美しさを長く保ち、お墓を風格漂うものにしていると言えるでしょう。

良質な御影石の見分け方 – 色・模様・硬度

良質な御影石の見分け方 - 色・模様・硬度

お墓を建てる際、石材選びは重要な要素となります。中でも御影石は、その美しさと耐久性から人気ですが、品質を見極めるには、色・模様・硬度という3つのポイントを押さえる必要があります。

まず、色に関しては、深く均一な色が良質の証とされています。白や灰色など、色のバリエーションは豊富ですが、ムラがなく、一貫した色合いのものが望ましいです。次に、模様は、細やかで均一なものが美しいとされています。石の表面に広がる模様は、産地や種類によって異なりますが、緻密で繊細な模様のものが高品質とされています。最後に、硬度は、お墓の耐久性を左右する重要な要素です。硬度が高いほど、傷や風化に強く、長期間にわたってお墓を守ることができます。

これらのポイントを踏まえ、信頼できる石材店に相談しながら、ご自身にとって最適な御影石を見つけていきましょう。

国産と海外産の違い – 色合いの傾向

国産と海外産の違い - 色合いの傾向

お墓参りに行くと、様々な色合いのお墓を目にしますよね。実は、墓石の多くに使われている御影石は、産地によって色合いの傾向が異なるんです。一般的に、国産の御影石は青やグレー系の色味が多く、落ち着いた雰囲気を漂わせます。一方、海外産の御影石は、ピンクや赤、緑など、暖色系の色味が豊富なのが特徴です。例えば、インド産の御影石は、赤やピンク系の色が多く、華やかで温かみのある印象を与えます。このように、国産と海外産では、色合いの傾向に違いが見られます。お墓を建てる際には、好みの色合いや雰囲気で選ぶのも良いでしょう。

御影石の語源 – 兵庫県の地名から

御影石の語源 - 兵庫県の地名から

お墓参りに行くと、ずらりと並んだお墓に目が行きますが、その多くに使われている石材に御影石があります。重厚で凛とした雰囲気を持つ御影石ですが、その名前は、実は兵庫県の地名に由来することをご存知でしょうか?

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