霊園ってどんなところ?
葬儀を教えて、
先生、「霊園」って墓地と同じ意味ですか? でも、何か違うような気もするんですが…
葬儀スタッフ
いい質問ですね!確かに「霊園」も「墓地」も亡くなった方を埋葬する場所という意味では同じです。しかし、一般的に「霊園」は寺院墓地以外の、例えば公営や民営など、比較的新しい公園のような墓地を指すことが多いですね。
葬儀を教えて、
なるほど!じゃあ、お寺にあるお墓は「霊園」とは呼ばないんですか?
葬儀スタッフ
その通りです。お寺の境内にある墓地は「寺院墓地」と呼びます。そして、霊園は檀家制度がない場合が多いのも特徴の一つですよ。
霊園とは。
「霊園」とは、お墓を建てるための場所である「墓地」の別名です。 特に、寺院が管理する寺院墓地以外の墓地、例えば公営霊園や民間の公園霊園、財団霊園などを指す場合によく使われます。 一般的には、檀家になる必要がなく、個人が所有する屋敷墓地でもない、現代的な公園のような雰囲気の墓地を「霊園」と呼ぶことが多いです。 なお、「公園墓地」や「公園墓苑」も、ほとんどの場合、「霊園」と同じ意味で使われます。
霊園とは?
霊園とは、故人の遺骨を埋葬し、お墓を建てるための区画を多数設けた施設のことです。一般的には、寺院が経営・管理している寺院墓地と、宗教法人や財団法人、地方自治体などが経営・管理している民間霊園、公営霊園に分けられます。広大な敷地の中に、緑豊かな植栽や美しい園路が整備されていることが多く、公園のような落ち着いた雰囲気で、故人を偲ぶことができます。
霊園の種類
一口に霊園といっても、実はさまざまな種類があります。大きく分けると、公営霊園、民営霊園、寺院霊園の3つです。
公営霊園は、都道府県や市区町村などの自治体が運営している霊園です。そのため、他の種類の霊園と比べて費用が安く抑えられるのが特徴です。ただし、利用条件が厳しく、抽選になる場合も多いため、誰でも利用できるわけではありません。
民営霊園は、民間企業が運営している霊園です。
宗教や宗派を問わずに利用できる場合が多く、施設やサービスが充実しているのが特徴です。
寺院霊園は、寺院が境内やその周辺に設置している霊園です。その寺院の檀家になる必要がある場合が多いですが、歴史と伝統を感じられる環境であることが多いです。
霊園の特徴
霊園は、故人が安らかに眠るための場所であると同時に、残された人々が故人を偲び、心を癒すための場所でもあります。そのため、静かで落ち着いた環境であることが求められます。広々とした緑地や美しい花々が咲き乱れる庭園など、自然に囲まれた霊園も少なくありません。また、宗教法人や財団法人などが管理していることが多く、宗旨・宗派を問わず利用できる場合が多いですが、特定の宗教・宗派のみに限定されている場合もあります。さらに、近年ではバリアフリー設計を取り入れたり、法要施設や休憩スペースを完備したりするなど、快適に過ごせるような設備やサービスが充実した霊園も増えています。
霊園の選び方
お墓の購入は、人生でそう何度も経験することではありません。そのため、いざ霊園探しを始めようと思っても、どこを基準に選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
霊園選びで後悔しないためには、まず「どんな霊園」があるのかを知ること、そしてご自身やご家族にとって「どんな霊園が最適なのか」をしっかりと見極めることが大切です。
このコラムでは、後悔しない霊園選びのポイントをご紹介します。
霊園の費用
霊園にお墓を建てるとなると、気になるのはやはり費用面ですよね。お墓の価格には、墓石代、永代使用料、管理費などが含まれます。
墓石代は、石材の種類や彫刻内容によって大きく変動します。シンプルなものから、故人の趣味や個性を反映したものまで、幅広い選択肢があります。永代使用料は、墓地を永続的に使用する権利に対する費用で、霊園の立地や区画の広さによって異なります。また、管理費は、霊園の清掃や緑地管理などに充てられます。
費用を抑えたい場合は、永代供養墓や樹木葬など、新しいスタイルのお墓も検討してみましょう。永代供養墓は、他の家系と合祀されるため、比較的安価に利用できます。樹木葬は、墓石の代わりに樹木を墓標とするもので、自然に囲まれた環境が魅力です。
霊園によって費用体系やプランはさまざまです。事前に複数の霊園を比較検討し、予算や希望に合った場所を選びましょう。