お墓の顔「糠目」ってどんな石?

お墓に関すること

お墓の顔「糠目」ってどんな石?

葬儀を教えて、

先生、「糠目」って石の言葉でどういう意味ですか?お墓でよく聞く言葉なんですけど…。

葬儀スタッフ

いい質問ですね。「糠目」は石のきめ細かさを表す言葉です。糠のようにきめ細かい石材のことを指します。特に高級石材に多い特徴なんですよ。

葬儀を教えて、

へえー!あの高級なお墓でよく見る石のことですか?

葬儀スタッフ

その通り!羽黒青糠目や庵治石などが代表的な糠目の石材ですね。きめが細かいと、落ち着いた雰囲気で「お墓らしい」印象を与えるため、人気が高いんです。

糠目とは。

「糠目(ぬかめ)」とは、お墓に使われる石のきめ細かさを表す言葉です。まるで糠のように滑らかで、上品な光沢が特徴です。羽黒青糠目や庵治石など、高級石材に多く見られます。糠目の石は、その繊細な見た目から、「お墓らしい」厳粛で落ち着いた雰囲気を醸し出すため、人気があります。石のきめの細かさで比較すると、最も細かいのが「糠目」、次に「細目」、そして「中目」と続きます。ちなみに、「細目墓石」も同じ意味合いで使われます。

高級感漂う「糠目」とは

高級感漂う「糠目」とは

お墓参りに行くと、様々なデザインのお墓が並んでいますよね。形はもちろんのこと、使われている石の種類も実に様々です。今回は、数あるお墓に使われる石材の中でも、独特の風合いを持つ「糠目(ぬかめ)」仕上げについてご紹介します。

糠目仕上げとは、石の表面を研磨する際に、あえて研磨しすぎず、米糠をまぶしたようにザラザラとした質感に仕上げたものを指します。この独特の凹凸が、光を乱反射させるため、柔らかく落ち着いた印象を与えます。また、年月を経るごとに表面が風化し、味わいが深まるのも特徴です。そのため、近年では、従来のツルツルとした磨き仕上げよりも、糠目仕上げを選ぶ方が増えているんですよ。

石の違いを見分ける「目」

石の違いを見分ける「目」

お墓に使われる石は、産地や種類によって見た目や特徴が大きく異なります。そして、その違いを見分けるポイントとなるのが「石目(いしめ)」です。石目は、石の表面に現れる模様や質感のことを指し、まるで人間の顔のように、その石の個性を表しています。

石目は、大きく「粗目(あrame)」「中目(ちゅうめ)」「細目(こまめ)」の3つに分けられます。これは、石の結晶の大きさによって分類されたもの。

例えば、「糠目(ぬかめ)」は、細かな結晶が集まって形成された石目につけられる名称で、まるで米糠をまぶしたように見えることからその名がつきました。

このように、石目を知ることで、石の種類や特徴をより深く理解することができます。そして、それは、お墓選びの際にも役立つはずです。

糠目の魅力と人気の理由

糠目の魅力と人気の理由

糠目は、その名の通り、お米の糠のように細かい模様が入った石材です。一見すると地味な印象を受けるかもしれませんが、その控えめな美しさから、近年多くの方に選ばれています。

糠目の最大の魅力は、その穏やかな雰囲気と上品さと言えるでしょう。派手な模様の石とは違い、周囲の景色に優しく馴染み、落ち着いた空間を創り出します。また、細かい模様が光を柔らかく反射するため、優しい印象を与えてくれるのも特徴です。

さらに、糠目は経年変化による色の変化が少ないことも人気の理由の一つです。建立当初の美しさを長く保つことができるため、世代を超えて大切にお墓を守っていくことができます。

このように、糠目は、その控えめな美しさ、穏やかな雰囲気、そして経年変化の少なさから、多くの方に愛される石材と言えるでしょう。

糠目を使った代表的な石種

糠目を使った代表的な石種

お墓の顔である「糠目」には、様々な石種が使われています。その中でも、特に人気が高いのは、耐久性・耐水性・価格のバランスに優れた「G613」です。中国福建省で採掘される花崗岩の一種で、白系の色合いと、細やかで上品な石目が特徴です。

また、青みがかかった色合いが人気の「M1-H」も、糠目に使われる代表的な石種です。インド産の硬質な花崗岩で、風格のあるお墓を建てたいという方におすすめです。

その他にも、ピンク系の色味が特徴の「ニューインペリアルレッド」や、黒系の「山西黒」など、様々な石種が糠目に用いられています。石種によって見た目や価格が大きく異なるため、石材店によく相談して、故人や家族の想いに合った石を選ぶことが大切です。

お墓選びのポイント

お墓選びのポイント

お墓を建てる際、石材選びは重要なポイントです。石の種類によって、見た目や耐久性、価格などが大きく異なるからです。
中でも「糠目(ぬかめ)」は、独特の風合いを持つ人気の石材として知られています。
今回は、糠目の特徴や種類、選び方などを詳しく解説していきますので、お墓選びの参考にしてみてください。

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