お坊さん

寺院に関連すること

お坊さん?住職?呼び方の違いと歴史

仏教が伝来してから、日本の僧侶は時代や立場、宗派によって様々な呼び方をされてきました。 飛鳥時代、仏教公伝の際に中国から伝わった「沙門(しゃもん)」は、修行者を意味するサンスクリット語が由来です。 奈良時代には、朝廷から「僧」という称号が与えられ、これが現代まで続く基本的な呼び名となりました。 平安時代には、高僧に対して「大師」の称号が贈られるようになり、最澄や空海などが有名です。鎌倉時代以降は、「禅師」や「上人」といった尊称も使われるようになりました。このように、僧侶の呼び名は時代の流れとともに変化し、多様化してきたことが分かります。