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葬儀に関すること

知っておきたい葬儀の基礎知識:霊号とは?

霊号とは、仏教において死後につけられる名前のことで、戒名と混同されがちですが、厳密には異なります。戒名は、仏教の戒律を守ることを誓い、仏弟子となった証として授かる名前です。一方、霊号は、故人が生前の行いに関係なく、仏様の弟子としてあの世で生きていくための名前を指します。 宗派によって考え方が異なり、浄土真宗のように戒名のみを用いる宗派もあれば、浄土宗や日蓮宗のように霊号を用いる宗派もあります。 一般的に、霊号は二つの部分から成り立っています。前半は「院号」と呼ばれ、生前の功績や人柄を表す言葉が用いられます。例えば、「釋」や「信士」「信女」などがあります。後半は「法名」と呼ばれ、仏弟子としての名前がつけられます。例えば、「釋○○」といった形になります。 霊号は、故人が安らかにあの世で過ごせるようにとの願いを込めてつけられます。そのため、遺族は葬儀社や僧侶と相談しながら、故人にふさわしい霊号を選ぶことが大切です。
お墓に関すること

奥都城?奥津城?神道のお墓の特徴と建て方

「お墓」と聞いて、あなたはどんなものを想像しますか?日本では仏教の影響が大きく、お墓というと仏式のお墓を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、神道のお墓もあるのです。 神道では、亡くなった方の御霊(みたま)を「祖霊」としてお祀りします。そして、その祖霊をお祀りする場所がお墓であり、「奥都城(おくつぼ)」もしくは「奥津城(おくつき)」と呼ばれます。
葬儀に関すること

知っておきたい『毎十日祭』の基本

「毎十日祭(まいとおかまつり)」とは、文字通り毎月10日に行われる祭礼のことです。ただし、12月10日は「納めの大師」として別格とされ、一般的には1月から11月までの毎月10日に開催されます。 この祭りは、主に商家で信仰されている「えびす様」を祀る「十日戎(とおかえびす)」と結びついていることが多いです。えびす様は商売繁盛の神様として知られており、毎月10日にそのご利益にあやかろうと、多くの人々が神社仏閣に参拝します。