六波羅蜜

葬儀に関すること

六波羅蜜で送る、心穏やかな最期

「六波羅蜜」という言葉、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。これは仏教用語で、人が迷いの世界から悟りの世界へと渡るための、6つの修行を意味します。 具体的には、布施(分け与える)、持戒(戒律を守る)、忍辱(耐え忍ぶ)、精進(努力する)、禅定(心を安定させる)、智慧(真理を見抜く)の6つです。 これらの修行は、私たちが人生を歩む上で、穏やかな心持ちを保ち、周りの人々と慈しみを分かち合いながら生きるための指針とも言えます。 では、六波羅蜜は葬儀とどのように関わっているのでしょうか? 葬儀は、故人の生前の行いを偲び、冥福を祈る場であると同時に、残された人々が故人の死を通して自らの生き方を振り返る場でもあります。 六波羅蜜の教えを胸に、故人の歩んできた道のりを振り返ることは、私たち自身の心を癒し、穏やかな気持ちで最期の時を迎えるための準備となるでしょう。