
五十回忌とは? 基礎知識と意味、宗派による違いも解説
五十回忌は、故人の没後50年目に営む法要と思われがちですが、実際には没後49年目の命日に行います。これは、仏教の教えに基づいた考え方によるものです。
仏教では、人は亡くなってから49日間、7日ごとに異なる裁判を受けるとされ、その審判を経て、次に生まれ変わる世界が決まるとされています。そして、没後49日目に行われる忌明けの法要をもって、故人は迷いの世界から解放され、晴れて浄土へと旅立つことができると考えられています。
つまり、五十回忌は、故人が迷いの世界から完全に離れ、悟りの境地に至ったことを祝福する意味を持つ重要な法要なのです。