故人を偲ぶ

葬儀に関すること

十七回忌の基礎知識とマナー

十七回忌とは、故人の没後17年目に営まれる法要のことです。仏教では、故人が亡くなってから四十九日、一周忌、三回忌と法要を繰り返し、年数が経つごとに間隔を空けながら、三十三回忌まで追善供養を行います。 十七回忌は、亡くなった方を偲び、冥福を祈るとともに、遺族や親族が集まり、故人への感謝の気持ちを確認し合う大切な機会です。また、仏教の教えでは、十七回忌は故人が六道を輪廻転生する中で、再び苦しみの世界に迷い込むことなく、極楽浄土に往けるように祈りを捧げるという意味合いも込められています。
葬儀に関すること

十三回忌:故人を偲ぶ静かなひととき

十三回忌は、故人の没後13年目に営まれる法要です。仏教の世界では、故人は亡くなってから7週間ごとに異なる裁判を受けるとされ、十三回忌はその最後の裁判である「百箇日」にあたります。この長い年月の間、遺族は故人を偲び、冥福を祈り続けてきたことになります。 十三回忌は、故人が迷いの世界から完全に解脱し、仏になると信じられている特別な節目です。同時に、遺族にとっては、故人への感謝の気持ちを新たにし、前向きに生きていくことを誓う機会ともなります。 古くから日本では、十三回忌を盛大に営むことはなく、親族だけで静かに故人を偲ぶことが一般的でした。近年では、時代の変化とともに、法要の形式も多様化しています。