葬儀で目にする「本尊」の意味とは?
葬儀における本尊は、故人にとっての心の拠り所であり、極楽浄土へと導くための重要な役割を担っています。宗派によってその姿や呼び名は異なりますが、いずれも故人の成仏を願い、遺族の心を支える存在として大切にされています。 本尊は、故人が生前に信仰していた仏様や、故人の死後をより良く導くとされる仏様であることが多いです。例えば、阿弥陀如来は浄土宗や浄土真宗の本尊とされ、死後、極楽浄土に往生できるよう導くとされています。また、薬師如来は病気平癒や延命にご利益があるとされ、故人の安らかな旅立ちを祈る際に本尊として選ばれることがあります。