
弔い上げ:故人を偲ぶ最後の儀式
弔い上げとは、故人が亡くなってから四十九日、もしくは百か日など、一定の期間が過ぎた後に行われる、喪の儀式を締めくくる法要のことです。地域や宗派によって、時期や呼び方が異なる場合もあります。例えば、関西地方では「納骨祭」と呼ばれることが多いようです。
この儀式は、故人があの世に旅立ち、無事に成仏できたことを願い、遺族が故人を偲び、生前の感謝の気持ちを捧げるとともに、遺族自身の心の整理をつけるという意味合いも持ち合わせています。また、この日を境に、喪明けとして、日常生活に徐々に戻っていくことを意味します。