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葬儀に関すること

葬儀と神職:その役割と意味

神道の葬儀は、仏式の葬儀のように故人をあの世へと送るのではなく、神様の世界へと還る「神葬祭」として執り行われます。その厳かな儀式において、神職は欠かせない存在です。 神職は、神と人とを繋ぐ役割を担い、葬儀全体を神聖な空間へと導きます。具体的には、まず、故人の魂を清める「修祓(しゅばつ)」を行います。続いて、故人の霊を神様としてお祀りする「遷霊(せんれい)」を行い、神様に昇華していくことを祈ります。さらに、葬儀の最後には、故人の霊が迷わずにあの世へと還れるよう、「昇御(しょうぎょ)」の儀式を執り行います。 このように、神職は、神事を通して遺族の心を慰め、故人を神様の御許へと導く大切な役割を担っているのです。
葬儀に関すること

葬儀のプロ「葬祭ディレクター」って?

葬祭ディレクターの役割は、ご遺族様と共に葬儀を作り上げていくことです。具体的には、葬儀の打ち合わせから始まり、葬儀の形式や規模、予算、宗教者への連絡、式場の手配、お料理や返礼品の選定、当日の進行、アフターフォローまで、葬儀に関するあらゆることをサポートします。 ご遺族様は深い悲しみの中、葬儀の準備を進めるのは大変なことです。葬祭ディレクターは、ご遺族様に寄り添い、精神的な支えとなりながら、希望に沿った葬儀を滞りなく執り行うという重要な役割を担っています。