鑑真

寺院に関連すること

葬儀で知る律宗:5m超えの大仏と鑑真の教え

日本の仏教には様々な宗派が存在しますが、その中で「戒律」を重んじることで知られるのが律宗です。あまり聞き慣れない方もいるかもしれませんが、実は私たちに馴染み深い葬儀や戒名の文化は、この律宗と深い関わりを持っているのです。 律宗の総本山として知られるのが、奈良県にある唐招提寺。その広大な境内には、高さ5メートルを超える盧舎那仏坐像が鎮座し、訪れる人々を圧倒します。この盧舎那仏を建立したのが、中国から海を渡って戒律を伝えた高僧・鑑真です。今回は、鑑真の足跡を辿りながら、律宗の教えと、葬儀との関わりについて紐解いていきましょう。